活字の森 思考の迷路

読んだ本や考えたことなど徒然なるままに書いていきます

小人のおうち

コロナ禍でなかなか故郷の信州にいる人たちに会えなくなった。

そんなときに一番のなかよしさんが家から出られないときの時間を潰すために「つくるんです ミニチュアハウス」というドールハウスのキットを送ってきてくれた。かつて帰省したときにイオンの本屋さんに一緒に行ったときに私が「いいなあ、ほしいなあ」と言ったのを覚えていて信州のおいしいものと一緒に送ってくれたのだった。

かつては絵を描くことも仕事にしていたが近年はほとんど絵も描かなくなってしまったし、創造的なことから離れてしまっていたので指先が大分不器用になっていて苦労したが、本当に楽しく作ることができた。その第1作目がこれ。

f:id:pengin-dou:20211111223507j:plain

大きさはざっくり縦横20センチくらい。

見本の写真はもっともっと雑然と物を置いていたが、私は性格的に雑然とした部屋を作り出すのは無理だった。雑然とした部屋に住んでいるのに雑然としたミニチュアハウスを作り出してどうする!という感じだ。

電気をつけるともっといい感じ。

f:id:pengin-dou:20211111223659j:plain

f:id:pengin-dou:20211111223734j:plain

もちろん実際のキットには写真に写っているRoddyとピングーの絵は入っていない。もしもこういう部屋があったら絶対Roddyを置いてまたがって遊びたいし(いまの現実の部屋にも私が座れるくらい大きなRoddyがほしいんだけど)、ピングーは大好きだから部屋のどこかには存在させたかった。ちなみに私の実際のお部屋もこんな感じに雑然と本が積まれているがガラス扉つきの本棚なんて洒落たものは持っていない。

これを作っているともともと子どもの頃からものを作ること、図画工作が好きなことをおもいだしたし、PCでゲームをしているよりも有意義だった。

なかよしさんが送ってくれたミニチュアハウスはまだ何箱もあるので完成したらまた披露しようかな。やっぱり手でものを作ったり絵を描いたりするのは性に合っているというかワクワクする。上手じゃないんだけどね。

 

そういえば子どもの頃、小人は絶対にいると信じていて、小学生の頃は小人は絶対にそこに済んでいると当たりをつけていた場所もあった。学校の帰りにひとりでそこに行ってじっと座って小人が出現するのを待っていた。雨が降ると坂道だったその場所にはまるで川のような小さな流れができるので「水汲みに来ないかな〜」なんて思ってしばらく待っていたものだった。そしてついに小人に遭遇できたのは大人になってからだったがそのお話はまた今度。いまも小人さんが住んでくれそうな居心地のよいミニチュアハウスを作ろうと時間を見つけては工作に励んでいる。

 

 

 

 

明日の朝からがんばろう

最近、「あ〜、今日も何もできなかった〜」と思いながらベッドに入ることが多い。

朝が弱いので午前中は頭悪すぎて何もできないし、かといって朝何もできないと何故か連鎖的に午後も何もできないし。早起きすると体質的に一日中ぼんやりして使い物にならないし。こんなんじゃ駄目だけど、一体どうしようかというのが悩みでもあった。どうしてみんな”朝活”なんてできるんだろう。

 

f:id:pengin-dou:20211108222638j:plain

 

それが、今日、たまたまYouTubeで聞いた動画に「あ!明日から朝、頑張れるかも」という気持ちにさせられた。その動画がこちら。右の女性の顔がまったく朝の私なんですけど。

 

 

「頭が超悪くなる朝やっては行けない行動4選!集中力やIQが低下してストレスまで増える【モーニングルーティン│朝活の過ごし方│眠い原因】」

 

ふむ。私は朝集中力もないし多分IQも低下している。これがどうにかなるのだろうか。

聞いてみたところ、朝やってはいけない行動の4つは以下の通り。

 

①前日の夜にできることを朝すること

着ていく洋服を選ぶ、掃除をする、洗濯をするなど、前日の夜のうちにできるようなことを朝やるのはもったいないと。朝はもっともリフレッシュできていて頭のよいゴールデンタイム(他人様にとってはそうらしい)。このゴールデンタイムと夜の疲れきった時間では価値が4倍違うのだそうだ。1万円のものを4万円で買うのと同じ、そう言われると朝やるのはかなりもったいないということが実感できる。

私は朝は超絶弱いけれど、朝、これらのことを時間をかけてやるよりも夜のうちに掃除などやってしまって、朝はとにかく机に座ることにする。何となくその方がいいような気がしてきた。

 

②テレビやSNSを見ること

これはついやってしまっている。毎朝、目が覚めると時間を確認するためにテレビをつけてしまうし、何か仕事の連絡が入っていないか起き上がる前にベッドの中でSNSをチェックしてしまう。そしてついつい他の記事をチェックしてしまう。しかもかなり時間を取っている。

なぜ朝テレビやSNSを見てはいけないかというと時間を取られるし、ネガティブなニュースを見るとそれが心にすり込まれてその日1日の気分が悪くなってしまうかららしい。どちらもわかる。これからは朝は気分のよいことだけをしよう。

 

③長い通勤・通学時間

これは主に自宅で仕事をしている私には関係ないけれどメモ代わりに書いておく。

通勤時間が45分越えると離婚率40%上がり、90分越えると不安感が激増し人生の満足感の低下、暴飲暴食による肥満が増えることがわかっているという。通勤時間が長い人は歩いて職場まで通える人より40%多く稼がないと割に合わないらしい。自転車や徒歩で通える人は人生の満足感の低下はあまりないという。これはわかる気がする。いくら電車の中で本が読めるとか言っても、東京の激混み電車で45分以上はつらい以外の何ものでもない。学生時代、2時間かけて自宅から通学してくる友だちがいたが、いつも気分が悪そうだったし実際短命だった。

 

④自己研鑽の時間を作らない

自分が最も優秀でいられる時間に自己研鑽しないのはもったいない!ということらしい。

しかも、「やばい会社行かなくちゃ!」みたいな締め切り効果があるのでかなり集中できるとか。これは私はわからないんだよな。このあと出勤だと思うと「ああ、もうこんな時間!」みたいに焦らないのかな。私はあとに予定があるとかえって気が散ってしまうタイプなんだけど、締め切りに追われているときには確かに集中力があるしなあ……難しい。

あっと、書き忘れるところだった。朝、自己研鑽の時間を作ると早寝早起きの習慣が付いて健康が手に入るというのもポイントらしい。

 

朝は頭が全く働いていないのでいろいろ難しいかもしれないが、明日朝からとにかくパソコンの前に座ろうと思う。

あ、そうだ、8月で止めてしまったが、ジュリア・キャメロン「ずっとやりたかったことをやりなさい」を読んで以来、私は2年くらい毎朝モーニング・ページを書いていたのだった。

この本はハリウッドで活躍する小説家・脚本家で、創造性を育てる方法を教えたりもしているジュリア・キャメロンのアーティストの創造性を回復させるためのプログラムをまとめたものらしい。しかし、何かを創造したい人ならアーティストじゃなくてもこの本を読む価値は十分にある。何かを創造したいのにどうしたらいいかわからない人に読んでほしいと思う。また、自分の中の可能性を広げてくれるワークなので自分の心を抑圧してしまっている人にも勧めたい。

モーニング・ページはこの本に出てくるワークのひとつで、脳の中にある余分なものを吐き出すために朝起きたらすぐにノートに向かい3ページ、思いついたことをひたすら書くというもの。買い物メモでも何でもいいからとにかく毎朝おきたらすに3ページ埋める。埋めるまで止めちゃダメ。誰にも見せないので何を書いてもいい。頭の中にあるモヤモヤをあさイチで出してしまうほかに思考の整理もできると思う。また、私はこれを毎日続けていたら書くのが格段に早くなった。自己研鑽の代わりにというか、これも作家にとっては自己研鑽だけど朝起きてすぐにまたこれをやろうかな。

ワークにはモーニング・ページの他にアーティスト・デートというものもある。これは自分の内側にいる子どもとのデートの時間を週に1回取るというものだ。水曜日なら水曜日と時間を決めて。このワークははお金ではなく時間をかけることが大切なので、文房具屋さんをブラブラしてかわいい文具を見るとかおさんぽをしてきれいな景色のなかでゆっくりするとかそういうことで十分。

芸術の秋だし(もう冬??)またモーニング・ページとアーティスト・デートのワークも再開してみるか。

というわけで今夜はもう寝よう。早寝早起きに挑戦だ!

 

続編もおすすめ!

 

当たる占い当たらない占い

昨日、戸籍をさかのぼって家系図を作った話を書いた。

それで父方の祖父の名前や誕生日や戦死した年月日と場所がわかったと書いたが、ほかにもわかったことがある。それは、私と父方の祖母、そしてその祖母の妹(叔祖母)の誕生日が同じだったということだ。祖母の誕生日が自分と同じ日だということは知っていたが、まさか叔祖母まで同じ日だとは知らなかった。江戸時代まで先祖をさかのぼって、膨大な人数の中に自分の誕生日と同じ人がふたりもいたなんてちょっとミラクルだ。しかもそれが姉妹だったとは。人数増えれば確率上がるじゃんとか言わないで(笑)。

スピリチュアルに興味があるとこれにはどのような意味があるのだろうと思わず考えてしまう。誕生日が同じなら性格や運命が似ているのかとかソウルメイトなのかとかどうとか。それが家族ともなればもっと深い意味があるのではないかとか。

意味については考えたが、3人が同じ性格や同じ運命だとは思えない。私と祖母の運命はだいぶ違うし。祖母の性格は……小学校低学年の時に会ったのが最後なのでよくわからない。ただ、父と母のことに口出してきたことはなかったらしく母は嫁姑問題に悩んだことはなかったようだし、控えめでさっぱりとした性格だったのではないかと推測できる。また祖父の戦死後、3人の息子を女手ひとつでしっかりと育て上げた気丈夫でもある。私は末っ子の甘ったれわんぱく坊主なのでそこも全然違うかな〜。

同じ誕生日のそれぞれの人生は、祖母は生まれ育った信州で生き信州で亡くなった。叔祖母は信州からなんと千葉県にお嫁に行っていた。そして私は信州で生まれ育って東京で生きている。誕生日が同じでも運命が一緒とは限らないようだ。西暦なども使う数秘術で考えると全く違うナンバーになるし、運命が違うのも当たり前かもしれないが。

 

そして現代の常識で考えると大変だと思ってしまったのが祖母と叔祖母の年の差だった。7人きょうだいの長女である祖母と末っ子の叔祖母の年の差は15歳もある。まあ、7人も生むとそうなるか。曾祖母は7年間くらいずっとお腹に子どもがいた、よりは1年おきにお腹に子どもがいた、の方がつらくなさそうだし。

そういえば大勢きょうだいのいる友だちも自分は末っ子で一番上のお兄さんとは20以上年が離れていると言っていた。しかも、そのお兄さんの子どもは自分と同い年だとか。その話を聞いたときも大層驚いたが、少子化が来る前はそういう家庭も珍しくなかったんだろうなあ……。

 

f:id:pengin-dou:20211107224846j:plain

 

誕生日占いで思い出した。

9月に怪談説法で知られる京都 蓮久寺の三木大雲住職の講演会に行ったが、そのときのお話で私と三木住職が六星占術と五星三心占いの命数が同じで笑った。もしかしたら性格的には似たところがあるのかもしれないがやっていることも活力も運命も全然違う。

というよりも、三木住職は「占いは統計学だから当たらない人も出てくる。だから仏教では占いはしないのだ。お経は統計学ではなく真理が書かれているから万人に当てはまるのだ」というお話をされていたのだった。そのわりにちゃんと自分の命数を知っているところがかわいい……いや、研究熱心だと感心した。

mori-meiro.hatenablog.com

私の場合、統計学だから当たらない、の当たらない方の人だ。六星占術九星気学もその他の占いもほとんど当たらない。今年1年の占いみたいな本を買って「何だ、全然当たってなかったじゃん!」となることが多かった。そこへいくとその他大勢の統計ではなく個人を占えるせいかタロットカードが一番当たるように思う。

もうひとつのブログ「信州松本ぺんぎん堂」では毎週日曜日にぺんぎん兎丸さんの占いコーナーを設けているが、兎丸さんのタロット占いは本当によく当たる。ブログでは3枚のカードから好きなものを1枚引くだけの超簡易占いだが、本気の占いをしてもらうととんでもなく当たる。なので人生の分かれ道、みたいなときには絶対に占ってもらいたいのだが、兎丸さんも忙しいし持病のため体調が悪いときがあるのでそうそう占ってはもらえない。けれど、それでいいのだと思う。自分は心が弱いのでいつもいつも占ってもらえてはきっとすぐに占いに頼ってしまう。すぐに「兎丸さ〜ん(泣)」と電話をして自分で判断しなくなってしまうかもしれない。

ちなみに霊視鑑定も個人を観てもらえるものだし当たりそうなものだが仕事上知り合った霊能力者も含め霊視鑑定もほぼ当たったことがない。これはちょっと悲しい。だって、霊視能力とかそういう不思議なことって本当にあった方が絶対面白いもん。やっぱりオカルトやスピリチュアルなんて存在しないんだって思うより、不思議なことって本当にあるんだなと思った方がわくわくする。……ということは、もしかして、霊能力者の鑑定が当たらないのにタロット占いが当たるって……もしかしたら兎丸さんがそういう超能力を持っているのかもしれない。そう考えた方が面白いのでそう思っておくことにする。

 

 

 

 

戦没地 東部ニューギニア ワテリ

小学生のときに父をなくして以来、父方の親族とまったくの没交渉になってしまった。

自分の家から連絡を取ったこともないし、先方から連絡があったとも聞かない。

ただ、大人になってから「あれ?もしかして勝手におばあちゃんに連絡してみればよかったんじゃね?」と気づいたが、それまで母方の親族やいろいろな大人たちに悪いような気がして自ら連絡を取ったことはなかった。そんなわけで私は戦死したという祖父の名前もよく知らずに……というか、何となく覚えてはいたが確証の持てないまま大人になった。

それでも父方祖父の名前をちゃんと知りたいとはずっとずっと想い続けていた。数年前に「そうだ、戸籍を辿ればいいんだ」とNHKファミリーヒストリーを観て気づき、戸籍を辿って家系図を作った。そのときに父方の祖父の名前が自分の記憶通りだったことがわかった。

 

家系図を作った私は次に父方母方両方の祖父の軍歴を照会した。

母方の祖父からは軍隊にいたときの話を何度も聞いたことがあった。母方の祖父は自ら海軍兵学校に行った海軍さん。「戦闘機に乗っている米兵の顔が見えるほどの接近戦になったこともあったが、戦っている最中は怖いなんて思わなかった。しかしいま戦争映画を観ると戦争は恐ろしいなあ」と語っていたこともあった。

 

f:id:pengin-dou:20211106212758j:plain

 

対して父方の祖父は召集されて歩兵第150連隊第76中隊というところに入れられた陸軍さん。軍歴には昭和19年の11月に東部ニューギニアのワテリというところで戦死という記載があった。東部ニューギニアといえば言葉にできないほどの悲惨な戦地だったことが知られている。私はワテリという場所が東部ニューギニアのどこにあるのか調べた。しかし、Google Mapsでも地図帳でもワテリという場所はみつからない。広尾にある東京都立中央図書館まで行き戦時中の地図などを閲覧したがワテリを見つけることはできなかった。もちろんワテリという地名・言葉はネットの検索エンジンにも引っかからない。ときどき長野県ニューギニア会のホームページも訪れているがワテリという地名は出てこない。会報「椰子の樹」を読んでみると毎年のように会員のみなさんが慰霊や収骨のためにニューギニアを訪れておられるが、ワテリに行ったという記事はない。父方のおじいちゃんは一体どこで亡くなったのか。写真を見たことすらないので顔も知らないおじいちゃん。どんな仕事をしていたのか、どんな人柄だったのかさえ知らない。ただ、戦地から帰ってきた骨壺には誰のものかわからない爪が入っていただけだったという話のみを覚えている。せめてワテリという場所がどこにあるのかがわかったらすっきりすることができるのに。もしもこのブログを読んでくださった方でワテリという場所がどこにあるのかご存じの方がいらしたら、コメント欄で教えていただけると嬉しいです。

 

 

 

キンキーブーツと三浦春馬

三浦春馬さんの代表作だったキンキーブーツ。

春馬さん亡き後キンキーブーツの日本での3度目の公演でローラ役を射止めたのは城田優さんだ。長身でガタイのいい城田優さん。身長190センチ。あのブーツを履いたら2メートルを超えるだろう。頑張れ、小池徹平さん。

news.yahoo.co.jp

だがしかし、主役を射止めた城田さんに世の中からは祝福の声ばかりではない。

Twitter上には三浦春馬さんの役を盗られたように感じるファンの声も溢れている。

これは春馬さんの所属していた事務所がきちんと彼を悼みファンと悲しみを分かち合っていたならば違ったことになっていただろう。亡くなる前の春馬さんのやせ細った追いつめられ様を見るといくら事務所が弔ったところでそれでも許せないと思うファンは残ったであろうが、今ほどではなかったはず。

私は「おカネの切れ目が恋のはじまり」で春馬さんが立ち食いそば屋で蕎麦を食べるシーンを見るのがつらかった。食べ物も碌に体が受け付けなさそうで痛々しかった。演技派の彼がそう見えてしまったくらいだから衰弱はいかばかりだったか。

 

f:id:pengin-dou:20211105233313j:plain

 

大人には大人の世界のしきたりや建前がある。

例えばどこかの会社で嫌われ者の部長が亡くなったとする。その上の上司も部下もその部長を超絶嫌っていたとしても対外的にちゃーんと弔意を表して神妙な顔をする。例え表面的だったとしても、だ。

しかし、三浦春馬さんに対してあの会社はそれすらしなかった。

社内でどんなに嫌われ者だったとしても他の事務所だったらもっと大人の対応をしてファンの不満を増幅させるようなことはしなかったと思う。心の底では「ふん!」と思っていたとしてもファンに心を寄せる演技はしただろう。だが明らかにあの会社は亡くなったあとまで三浦春馬さんを冷遇している。事務所は自分たちが彼をもてあましていたことや好いてはいなかったことを隠そうともしていないように見えてしまう。

 

一体、三浦春馬さんは何をしたのか。何がそこまで駄目だったのか。

一体何をすればそこまで忌み嫌われるのだろうか?

 

事務所の冷たい対応がかえって好奇心をそそる。SNSでは事務所について意見や感想を述べると垢バンされたり大変なようだったが、その対応もファンの不審感を飛躍的に増幅させるものだった。不審感どころかその事務的な対応はファンの間に憎悪さえも広げていった。事務所のその頑なな対応の原因は一体何が考えられるか。

  1. 春馬さんのことが本当に本当に嫌いだから心から弔わない。
  2. 春馬さんに呪われそうだからなるべくさわらない。もう一刻も早く忘れたい。
  3. 「春馬をこんなに冷遇してますよ!だから許してくださいね!」とどこかに向かってアピールしている。(怖っ)
  4. 本当は生きているので弔いたくない。

さて、上記の選択肢にあてはまるものはあるだろうか。そんな風に妄想させる怪しさが三浦春馬事件にはある。個人的には「4.本当は生きているので弔いたくない」ならいいなと思っている。

 

春馬さんの本当の死の原因は何かとまだ多くの人たちがSNS上で探っていたとき、信憑性がありそうだと感じた情報もあった。へーたさんという人がアーティストXさんから聞き取ったというものだったが、拡散している方が怪しげになってきてしまいそれもガセだったのだろうかと思うと残念。ドラマの経験はないがギョーカイに暮らしている人間としては、へーたさんが聞き取った内容についてはそれほど不自然さを感じなかった。事務所内の騒然とした感じは目に浮かぶしその後の質問の答えはいかにもありそうだったが、私は騙されやすい人間なのかもしれない。へーたさんの情報以外にもたくさんの憶測や推理が飛び交ったが、依然として私やファンのみなさんの心が晴れるような真実は出てこない。私個人の中では三浦春馬事件はケネディ暗殺やマリリン・モンローの死と同レベルの不可解な死にあたる。本当は何が原因で何によって命を絶たれなければならなかったのか、春馬さんの名誉のためにも一日も早く明らかになってほしいと願う。しかし本当は生きていてくれたらそれが一番嬉しい。願わくばある日突然ブロードウェイのキンキーブーツでローラとして登場してほしい。もしも生きているのなら早く出てこい、三浦春馬!!と書いておく。生存説すら考えられてしまうほど彼の死には謎が多すぎる。

 

※ここから先はオカルト成分が入ってしまうので読みたくない人は飛ばすことを推奨。また春馬さんについて失礼な話も入ってくるのでファンの方も飛ばすことを推奨。

 

正直に言うと私は三浦春馬さんが亡くなる1年ほど前から、彼がテレビに映ると怖くて気持ち悪くて仕方なくなってしまい「せかほし」も見られなくなってしまっていた。なぜならば私の目には彼にぴったりとトランプのジョーカーのような人が張り付いているように見えてしまっていたからだ。そいつは人の運気を吸い取る奴で、そいつが張り付いている春馬さんから画面を通して不運が感染りそうで怖かった。春馬さん自体から縁起の悪さを感じてしまっていたのだ。そしてあの訃報。あの日の夕方16時前、仕事から帰宅途中に家族からLINEに「春馬、死んじゃった」と連絡が来て春馬さんの死を初めて知ったのだが、一番に「あいつ(ジョーカー)やりやがったな」と思ったのだった。

春馬さんが世田谷区から引っ越して○○○○(お住まいの方に申し訳ないので伏せ字にします)という場所に住んでいたことは彼が亡くなったと伝えるニュースを見て初めて知ったのだが、その○○○○も私は元々苦手な場所だった。通るだけで運気が吸い取られそうだったし、縁起の悪さも感じて車で走りすぎるだけでも嫌だった。そんな場所に引っ越してしまったからあのジョーカーみたいな奴が取り憑いてしまったのかと思った。春馬さんが亡くなったとされた数日後、仕事で会った霊能力者と春馬さんの話になった。取材で伺ったその方のご自宅が○○○○の徒歩圏内だったのだが、やはりその霊能力者も○○○○はよくないと仰っていた。彼女は春馬さんが亡くなられたニュースを見て歩いて行ってみたがやはりよくない気を感じてすぐに帰ってきたそうだ。ただし、土地の気の感じ方には個人差があるだろうと考える。人によっては○○○○の気が最高にいい場合もあるかもしれない。それはパワースポットと呼ばれる場所にも人によって合う合わないがあるのと同じだと思う。

春馬さんの一周忌もとうに過ぎてなぜ今さらこんなオカルトじみたことを書いたのかというと、もう春馬さんのことについてネットで調べている人は多くないだろうということと当ブログを読む人が少ないだろうと考えたからだ。そして何よりキンキーブーツでローラを城田優さんが演じるというパンチの効いたニュースを見て、ひっそりとこっそりとここに書き残しておこうという気になったのだ。

 

 

 

鬱に効く薬

私はほとんど気分が高揚することがない。

だからといっていつも落ち込んでいるというわけでもなく、気分の波に上中下があるとしたらいつも大抵「中」の場所でフラットなままが多い。ご臨終ですと言われた後の人の心電図みたいにピーっと平らなまま。要するに喜怒哀楽がそれほどないというか……。

しかし、ある朝目覚めた途端に「鬱」になっていることはままある。特に引き金になるような出来事があったわけでなく、原因はまったく思い当たらないのにただ単に朝目覚めた途端に無気力になっているのだ。普段でも生命力が他の人よりも足りないというのに、この状態になるとかなり頑張らないといけない。生きていくために仕事をしないといけないから。しかし、そんな無気力な状態なので精力的に仕事を取ってきてバリバリ働くことができない。いつまで経っても経済状態が改善されないという大きな悩みを抱え、本当に原因のある鬱になってしまうのではないかと思うこともある。

 

東京というところは恐ろしいところで、こんなに地味な生活を送っている私にもかつてイケナイ「お薬」を勧めてくる人がいた。危ないと思ってお断りしたし、お付き合いも疎遠にしてしまった。直接勧められなくても使用した体験談も複数人から聞いたことがある。幻覚を見るってどんな風なんだろう、とかその都度興味が湧いてしまうけれど、使ったらお終いだと思うので手を出したことはない。ただ、昔のシャーマンはマジックマッシュルームアヤワスカを使って幻覚を見ることで神と交信していたというし、日本でもかつては神道大麻を祭や神事のたびに奉納して罪や穢れを祓っていたということを聞くと人工的に作ったお薬以外はそれほど悪いものではないような気がする。ただしアヤワスカは下痢や嘔吐で大変だというので興味は半分。私は下痢、ゲロ、激痛の「3G」は遠ざけておきたいのでアヤワスカに手を出す勇気はない。下痢と嘔吐って普通に毒じゃんと思うし。

f:id:pengin-dou:20211102001347j:plain

 

さて、鬱っぽくなる話からなぜイケナイお薬の話になったかというと、マジックマッシュルームに含まれるシロシビンという成分がうつ病や終末期医療を受けている患者さんたちの抑鬱状態を改善させるという話を聞いたからだ。

シロシビンは勝手に飲むわけではなくお医者さんのもとで厳重に管理された状態で投与され、たった1回の投与で劇的な改善をみせるという。改善したあとはもうシロシビンを摂る必用はない。シロシビン投与時にマジックマッシュルームと同じくやはり神と出会ったような至高体験をして、それで救われるらしい。しかも、この医師の指導のもとでのシロシビン投与には副作用がないというのだ(ただし、全員が神と出会うような至福の体験ができるわけではなく、地獄のような恐怖体験をする可能性もゼロではないとか)。

何とも不思議な話ではあるが、私もこの無気力地獄から抜け出せるのであれば、シロシビンの投与を是非とも受けたいと思った。まだアメリカでの臨床試験の最中のようだが、早く一般的な治療にも使われるようになってほしいと願う。

forbesjapan.com

また、医療大麻も可及的速やかに認められるようになってほしいと願う。かつて女優だった方が医療大麻を争点に選挙に出馬したが、結局ご自分でも使用していたために医療大麻までもが世の中から著しく白い目で見られるようになってしまいとても残念だった。

かつて友人のお父上が末期がんで苦しんでいるときモルヒネを投与されたが、やはりモルヒネを投与されると意識が混濁してしまい最後の方は十分にコミュニケーションを取ることができなかったと聞いていたので、その点は安全だという医療大麻の話を聞いたときには友人の父上も使えたらよかったのにと思った。

また、ソースはいま見つけられなかったが、大麻ががん自体に効くというか大麻に抗がん作用があるという話も聞いたことがある。

がんだけでなくほかの病気やケガでつらい痛みを抱えている人の症状が軽減できるのであれば、これも速やかに使用が認められるようになればいいのにと思う。

 

ただし、大麻については使用禁止にした理由があまりにも酷すぎて本当に悪影響があったのかどうか私は疑っているところがある。

まずアメリカで禁止になったのは1930年代。連邦麻薬局初代長官アンスリンガー大麻と黒人とJAZZを結びつけ、大麻を吸っている黒人JAZZミュージシャンたちが女性に乱暴を働いていると扇動し始めた事による。実際はそういうことはなかったのに人種差別的な思想でそのようなことをしたのではないかと言う人もいる。

日本で大麻が禁止になったのは戦後、GHQが入ってきてからのこと。それまで日本人は稲作よりも古い1万年以上前から大麻という作物を育て、繊維を布や漁網にし、茎を屋根の材料にし、種を食料としてきた。神社でも奉納していたことは前述した通りだ。それで一体、日本人は太古からラリパッパだっただろうか。そうではない。日本人はラリッパッパになるために大麻を栽培していたのではないからだ。また、日本で栽培されていた大麻の品種にはラリパッパ成分はそれほど含まれていなかったという話もある。GHQは日本の伝統や文化に根付いていたものだから禁止にしたかったのか、日本人の精神の主柱であった神事に使われるものだから禁止にしたかったのか、それとも小麦粉同様自国で生産する綿を輸入させるために禁止にしたのか。

しかし、いま世界では「グリーンラッシュ」と呼ばれる大麻のビジネスが活況を呈しているという。アジアではタイが医療用大麻を700軒以上の診療所で使うようになったらしいし、大麻に含まれる成分のカンナジビオール(CBD)オイルはリラックスや眠りのために市販されている。それどころか、アメリカでは州によって大麻そのものが合法化されている。酒や煙草よりも害がないという人たちも多い。この流れで行くと日本でも大麻が合法化される日もそう遠くはないかもしれない。何しろ外国の意見に弱い国だから。

 

またまた書いていることにとりとめがなくなってしまったが、要するに、この無気力状態を抜け出して生活の質を上げたいと願っている。シロシビン1回投与で改善するならばこの先の人生を普通に生きていかれる気がする。

 

 

 

 

時代の変化は加速するか

今日は衆議院議員選挙だった。

自分的には静観していたがやはり開票結果がそろうまでなんだか落ち着かない。

今回は選挙割りというのを使ってみようと思って初めて投票済票というのをもらってみた。

senkyowari.com

私は選挙は投票に行く派なので割り引き目当てというわけではないが新しいことをしてみるの大好き。投票後に係の人に「投票済票もらえますか?」と聞いたらすぐに持ってきてくれた。

これで割引の珈琲でも飲もうかなと思う。

 

f:id:pengin-dou:20211101001033j:plain

 

そして今日は20時頃、京王線で事件があった。

20代の男が刃物で人を襲った上、液体を撒いて火を放った。60代の男性が意識不明の重体だという。

毎日利用しているわけではないが、近頃はときどき電車での凶行があって、もう日本の電車も安心して乗れないなと思う。電車の中が私の読書の場だったのに。これからは周囲に注意して乗車しないと居眠りをしたり読書やスマホに夢中になっていてはすぐに危険を察知して逃げることができないな。かつて日本の電車は居眠りできるほど安全な場所だと外国人旅行者が驚くような安全な場所だったのに。小学生がひとりで電車に乗って学校に通う姿は外国人の度肝を抜いたというのに。模倣犯が出ないことを祈る。

 

それにしても、あれよあれよという間に時代がどんどん変わっていくなあ。

今回の選挙も時代を変える大きな流れになるだろうか。

自民党単独過半数に達した。改憲の流れになるだろうか。

 

ちょっと前まではスマホで買い物はできなかった。

ちょっと前までは音楽もサブスクリプションで聴いたりしなかった。

コロナがやって来て働き方も変わった。学校での学び方も大きく変わった。世界情勢も大きく大きく変わった。

時代の変化は加速している。

もう11月。今年残り2ヶ月でどんな変化が来るだろうか。

来年はどんな1年になるだろうか。