活字の森 思考の迷路

読んだ本や考えたことなど徒然なるままに書いていきます

小人のおうち

コロナ禍でなかなか故郷の信州にいる人たちに会えなくなった。

そんなときに一番のなかよしさんが家から出られないときの時間を潰すために「つくるんです ミニチュアハウス」というドールハウスのキットを送ってきてくれた。かつて帰省したときにイオンの本屋さんに一緒に行ったときに私が「いいなあ、ほしいなあ」と言ったのを覚えていて信州のおいしいものと一緒に送ってくれたのだった。

かつては絵を描くことも仕事にしていたが近年はほとんど絵も描かなくなってしまったし、創造的なことから離れてしまっていたので指先が大分不器用になっていて苦労したが、本当に楽しく作ることができた。その第1作目がこれ。

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大きさはざっくり縦横20センチくらい。

見本の写真はもっともっと雑然と物を置いていたが、私は性格的に雑然とした部屋を作り出すのは無理だった。雑然とした部屋に住んでいるのに雑然としたミニチュアハウスを作り出してどうする!という感じだ。

電気をつけるともっといい感じ。

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もちろん実際のキットには写真に写っているRoddyとピングーの絵は入っていない。もしもこういう部屋があったら絶対Roddyを置いてまたがって遊びたいし(いまの現実の部屋にも私が座れるくらい大きなRoddyがほしいんだけど)、ピングーは大好きだから部屋のどこかには存在させたかった。ちなみに私の実際のお部屋もこんな感じに雑然と本が積まれているがガラス扉つきの本棚なんて洒落たものは持っていない。

これを作っているともともと子どもの頃からものを作ること、図画工作が好きなことをおもいだしたし、PCでゲームをしているよりも有意義だった。

なかよしさんが送ってくれたミニチュアハウスはまだ何箱もあるので完成したらまた披露しようかな。やっぱり手でものを作ったり絵を描いたりするのは性に合っているというかワクワクする。上手じゃないんだけどね。

 

そういえば子どもの頃、小人は絶対にいると信じていて、小学生の頃は小人は絶対にそこに済んでいると当たりをつけていた場所もあった。学校の帰りにひとりでそこに行ってじっと座って小人が出現するのを待っていた。雨が降ると坂道だったその場所にはまるで川のような小さな流れができるので「水汲みに来ないかな〜」なんて思ってしばらく待っていたものだった。そしてついに小人に遭遇できたのは大人になってからだったがそのお話はまた今度。いまも小人さんが住んでくれそうな居心地のよいミニチュアハウスを作ろうと時間を見つけては工作に励んでいる。