活字の森 思考の迷路

読んだ本や考えたことなど徒然なるままに書いていきます

雪が好き

今日は東京23区内でも9センチの積雪。

私は子どものまま大人になってしまったので雪が降ると嬉しくて嬉しくてワクワクする。景色が一変するせいなのか何なのか自分でもよくわからないけれど本当にウキウキしてしまう。子どもの頃からそうだった。雪が降ると外に出て空を見上げてまるで自分が上空に吸い上げられているような錯覚を感じて楽しんだり、虫メガネで雪の結晶を観察したり、雪が積もれば雪だるまやかまくらを作ったり。もっとも松本市あたりではかまくらが作れるほど降ることは少なかったのだが。そうそう、雪のちょっと綿に似た匂いも好きだった。

 

f:id:pengin-dou:20220106232832j:plain

東京は雪になれていないからと、ちょっと雪が降ると毎回事故が起きたり転倒者が相次いだりする。

私が思うにこれは雪に慣れていないのではなくて、雪を舐めているからだと思う。

ノーマルタイヤで車を走らせたり、歩行者は靴底がツルツルの靴を履いていたり、革靴だったりハイヒールだったりパンプスだったり。そんなに雪に慣れていないとか雪が苦手だというなら「スノトレを履け!」と私は言いたい!

雪とは無縁の地域の出身の方はご存じないと思うが、「スノトレ」とは雪が降る地域で愛用されるシューズで、外見はちょっとごつくて重いけれど雪道や凍った路面でも滑りにくい。しかも防完成にも優れている。私の出身地の松本は豪雪地帯ではなく、そのせいかスノトレは主に子どもたちが履いているイメージだが、雪の上を歩き慣れないならスノトレ履けばいいのにと思ってしまう。

ちなみにスノトレ自体はアシックスの登録商標で「スノートレーニング」または「スノートレッキング」を元にして作られた言葉のようだ。

まあ、今の時代性能もいいブーツもあるんだからそれで充分なのだが、どうしてそれも履かないんだろう。私自身ももうスノトレは何十年も履いていなくてブーツを愛用している。

 

しかし、東京はいろいろな他道府県から人が集まっている場所なのに雪対策をしていない人が多いとか、暴風雨の日に傘をさそうとしてすぐに傘の骨を折る人がそこら中にいたりとか、なんだかちょっと面白い。豪雪地帯出身の人も多いだろうし、台風に毎年悩まされる地方出身の人も多いだろうになぜかそういう人たちから学んでいない。だが、誰かから学ばなくて少し考えれば暴風が吹き荒れていたら傘は壊れるとか、ツルツルの靴だと雪道を歩けないとかわかりそうなものではある。まだ人生経験の少ない若者だけがそうなのかと思えばそうでもない。これは一体どういう現象なのだろうか。東京は不思議なところだ。

 

みなさま、明日の朝は足もとお気を付けてお出かけください。