活字の森 思考の迷路

読んだ本や考えたことなど徒然なるままに書いていきます

夜型人間の苦しみ

世の中は朝早く起きて学校や仕事に行くようにできている。

だが、全員が全員朝向きの体質ではない。

 

故有って今月から早起きをして(※自分基準)仕事をしているが体も頭も付いていくのが大変である。早起きが苦ではない人から見ると朝が苦手な人は生活がだらしないと思われそうだがそういうことではない。私は本当に体質的に朝に弱い。どのように弱いのか上げていくと

  • 朝早く起きると下痢
  • アラームで目覚めると下痢
  • 起きて数時間気持ち悪い
  • 頭が全く働いていないので人として使い物にならない
  • 血圧が上90行かない
  • 体温が35度台
  • 1日中体調が優れない

我ながらよくこれで小学校から大学まで通い会社員として何年も務めていたなと感心する。この症状を見ると早起きすると多分自立神経がおかしくなるということなのだろう。お腹にくるのは本当に年齢と同じくらい悩んでいる。小麦粉製品を摂取するのを控えてから大分マシになったが早起きするだけで毎日午前中ずっと下痢とかかなりつらい。こういうときの下痢には止瀉薬は効かない。気休めに飲むけど。

早寝も苦手。早くベッドに入っても1時間以上眠れなくて苦しんでいるときが多い。それなのに翌朝早く起きなければならないという拷問。人間は早朝から活動するものだという社会の仕組み自体が拷問だから仕方ない。以前は眠れないことにストレスを感じていたが、目を閉じているだけでも疲れは取れると考えるようになってから寝付けないのは仕方ないと思えるようになった。けれど、夜型人間が朝方に合わせて生きていくとなると萬年睡眠不足状態になるのでつらい。いくら夜眠れなくても物理的に朝が来て働かなくちゃいけないのだから。目の下には二重にクマができているし頭の働きも鈍くなるので人間として終わっているように感じてしまう。

 

先日見つけた「動物睡眠タイプ診断」はオオカミ型だった。当たりすぎていてびびった(笑)。

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幼児の頃から夜寝なくて両親からよく怒られていた。怒られてもどうしようもできなかった。だって夜眠くならなかったんだから。いま思い返してみると両親とも夜型だった気もする。父は完全に夜型だったと思う。顔も寝相も父にそっくりだといわれていたから体質も遺伝したのだろう。

動物睡眠タイプ診断にも「朝の早い仕事は苦労します」と書かれているが、朝の授業も苦労だったし朝の仕事も苦労だ。朝方に寝てお昼ちょっと前に起きると一番体調がいい。

人間が朝起きて出勤してという生活をするのは労働者(奴隷)を管理する側が管理しやすいからだという説があるが管理する側の人は全員朝型人間なのだろうか。人間は元々太陽が昇ったら起きて日が沈んだら寝るという生活だったらしいから当たり前か。だとすると夜型の我々一族はどうやって生き延びてきたのだろうか。電気も行灯も何もなかった時代は夜型人間は存在しなかったのだろうか。いや、夜型人間がいれば夜間の見張りができてオオカミなどの肉食獣からみんなを守ることができたのかもしれない。しかし時代は現代。いくら眠れないことを気にしないようにできるようになったとはいえ、萬年睡眠不足を感じているわけだからマイケル・ジャクソンプロポフォールを投与してもらっていた気持ちがものすごくわかる。睡眠不足は心身ともに憔悴していくからね。一度でいいから気絶したようにぐっすり眠ってみたい。