活字の森 思考の迷路

読んだ本や考えたことなど徒然なるままに書いていきます

念じる言葉を変えてみる

マーフィーの法則引き寄せの法則が好きな人、またはスピリチュアル系の人たちにはアファメーションはおなじみだと思う。アファメーション以外にも特定の神仏やサムシング・グレートに祈る人も多いだろう。

そんなときによく言われるのが「叶えたいことは完了形で言う」ということ。例えば「お給料が1万円アップしたい」のならば「お給料が1万円アップしました!」といった具合に。そのあとに感謝の言葉を付け加えて「お給料が1万円アップしました。ありがとうございます!」とすればなおよし。「こうなったらいいな」と思ったことを「こうなりました」と断言し、なおかつ感謝の言葉も付け加える。それが叶う秘訣らしい。

また、マイナスの言葉よりもプラスの言葉のほうが幸せを引き寄せやすい。それはマザー・テレサが「反戦集会には行きませんが平和集会には行きます」と言ったことがわかりやすいと思う。最悪、「嫌い」よりも「あまり好きではない」、「悪い」よりも「あまりよくない」みたいな置き換えも大事らしい。実際に口に出して言い比べてみると波動の違いがわかる。「悪い」の方がずーんと下に下る気がするし、「あまりよくない」の方が「悪い」に比べて波動の下がり幅が少ないように感じる。

 

また、日本は言霊の国だからなおのこと言葉と現実がリンクしやすい気がする。

世界情勢がおかしな方向に傾き始めてから私は「日本を他国の侵略からお護りいただきありがとうございます」「日本を災害からお護りいただきありがとうございます」「日本を病気の蔓延からお護りいただきありがとうございます」と朝晩念じてきたが、その言葉を変えることを思いついた。

*「日本を他国の侵略からお護りいただきありがとうございます」→「日本の平和と自主独立をお護りいただきありがとうございます」

*「日本を災害からお護りいただきありがとうございます」→「日本の安全と安寧をお護りいただきありがとうございます」

*「日本を病気の蔓延からお護りいただきありがとうございます」→「日本人の健康をお護りいただきありがとうございます」

こんな具合だ。するとなんとなくマイナスの言葉を入れて念じるよりも気分がよい。引き寄せの法則でもバシャールでも気分がいいことが何より大事だからこれはいいかもしれない。気のせいというなかれ。かの万葉集柿本人麻呂

しきしまの大和の国は 言霊の幸(さき)わう国ぞ ま幸(さき)くありこそ

(この日本の国は 言葉が保つ力によって幸せになっている国です これからも平安でありますように)

と詠んでいる。

世界情勢も日本国内もいろいろなことがあるいまだからこそ言葉を大事にしていきたい。また、前回も三木大雲住職の「怪奇妙法伝」の感想で触れたように、神仏がこの国を去り始めているらしい。その理由のひとつに「言葉の乱れ→人心の乱れ」があるかもしれない。いまこそ日本の守りを固めるためにも言葉をバカにせず美しい言葉、プラス思考の言葉を使っていきたいと思う。

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