活字の森 思考の迷路

読んだ本や考えたことなど徒然なるままに書いていきます

私が実話超常現象を書く理由

何ヶ月もかけて書いていたKindle本を今日やっと出版することができた。

クリスマスイブの日に間に合ってよかった。というのは表向きの話で、実は12月24日は私にとってはクリスマスイブではなく母の命日なのでその日に出せればいいなと思っていた。

しかし、何も感傷的になってこの日を目指していたわけではなく、何か目標になる日がないとズルズルと先延ばしにしてしまいそうだから年内に出すのならば丁度いいからこの日にしようと思っただけなのだ。母上、命日を目標日に使わせてもらってありがとう。

 

前作「久遠悠嘉奇譚集①魂のいとまごい」と同様に今回も超常現象の話だが、「魂のいとまごい」は家族や身近な人が亡くなったときに私に起きた不思議な現象を書いたものだが、今回出版した「久遠悠嘉奇譚集②時空のゆらぎ〜入り乱れる平行世界に翻弄される日々〜」は自分自身が平行世界を移動しまくって困った話やケガレチに住んでいたことで不幸に見舞われた話などを集めた。実話超常現象にご興味のある方は是非お読みただきたいと思う。

 

本にも書いたことだが、私が超常現象に興味を持つようになったのは育ってきた環境が大きく影響している。祖母も母も霊感が強く、家庭内で不思議な現象が頻発していたことや、子供の頃のテレビは超常現象やUFOを扱った番組が多かったからだ。

祖母も母もしょっちゅう幽霊やら何やら目撃していたし、母は頻繁に幽体離脱していろいろなところを見てきたり肉眼ではっきり見えるような生霊を飛ばすような人だった。

私が子どもの頃に住んでいた古民家にはトイレの前に女の地縛霊がいて、その地縛霊を見ないようにトイレに入るのにとても苦労をした。

そんな環境で育ったのであまり抵抗感なく超常現象について考えるようになった。

しかし、ここだけの話、私は超常現象をなんでもかんでも信じているわけではない。何なら自分の身に起きた不可思議な現象でさえ「いまの出来事は何かの錯覚だったのではないか」と毎回考える。そして、どうしても錯覚では片付けられない出来事だけを厳選して書いたのだ。

次回は未確認飛行物体との遭遇について書こうと考えているが、実は実生活では自分が体験してきた超常現象の話なんてできないんだよなー。頭おかしいんじゃないかと疑われてしまうから。よほど親しい人じゃないと「幽霊をみてしまった」とか「母の生霊と戦った」とか「時間が巻き戻った」なんて話はできない。親しい人でも超常現象にアレルギーのありそうな方の前では絶対にこんな話はしない。それだけに本にするときにはしっかりと気持ちをこめて書いた。たくさんの方に楽しんでいただければいいなと願っている。