活字の森 思考の迷路

読んだ本や考えたことなど徒然なるままに書いていきます

連休はまったり工作と料理した

ゴールデンウィークが終わった。

まあ、毎日がゴールデンウィークみたいな生活をしている自分にとってはあんまり関係ないことだったけど、仕事の書類をまとめたりするのに大分手間取ってほとんどそれに時間を費やしてしまった。というかやらなきゃいけないのにやる気が出なくて、Macに向かって書類を作り始めるまでに毎日毎日すっごく時間がかかった。だらだらネットサーフィンをして、やっと仕事に取りかかるのが夜。どれだけやりたくないんだよw

とりあえず仕事を終えた夜中、みんなが寝静まったような時間には簡単な工作をした。子どもの頃は図画工作が好きだった。

そのひとつがこれ。以前買い置きしておいたクッキーの箱が空箱職人はるきるさんの工作仕様だったので、真夜中にサッポロの99.99クリアオレンジ飲みながら作ってみたじょ。

グルテン摂ると体調が悪くなるから本当はクッキーなんてあまり食べちゃいけないんだけど、朝コーヒー飲んでいると無性にクッキーを食べたくなるときがある。外出する予定がある日は食べられないが、ずっと家にいても大丈夫な日にはカフェオレとクッキーの取り合わせを楽しむ。身体に悪いものはおいしいよね。

んで、このリラックマのかわいい箱がはるきるさん仕様でこうなる。箱の内側が型紙になっているのでそれを切り取って折って貼るだけ。

ピンぼけすごっ!!

そして写真で見ると切り口汚っ!!

99.99飲みながら作ったと書いたけど、本当はいつもお酒もあまり飲まない。

けれど、先日どうしても炭酸のオレンジジュースが飲みたくなってスーパーの飲料コーナーに行ったら99.99のクリアオレンジが95円(税別)だった。本当はオランジーナとかそういうのでよかったんだけど、何だかそのときはアルコールが含まれていた方が付加価値が高いように感じて買ってしまった。で、問題は私は甘くないお酒は好きじゃないということ。このお酒はオレンジの風味はしたが甘くなかった。大人の味だった。そこでオリゴ糖で甘く味付けをして飲むことになった。おとなしくオランジーナとかファンタオレンジとか買っとけばよかった。で、その晩、長谷川博己さんとおそろいのユニフォームを着て仕事をする夢を見た。「ああああ99.99飲んだせいかwww」と夢の中ですぐにわかった。CMやってたからね、長谷川博己さん。彼は私の夢の中でもシュッとしていた。

 

で、もうひとつ作ったものを紹介。

グルテンが身体に合わない私だが、本当は小麦粉製品が大好き。麺もパンもケーキも大好きだ。本当は朝食はパンがいいなと思う。けれど、朝食をパンにしたら身体が大変なことになる。それなのに近所には米粉パンを売っている店がない。あ〜あ、自分で超簡単に米粉パンを作れないかなと常日頃から思っていたら、検索したわけでもないのに簡単米粉パンの作り方を紹介した動画をYouTubeにオススメされた。YouTube、私の思考を読んでいるのか??と思いつつ早速動画を観てみると、材料も少なくてすむし近所のスーパーで手に入るものだけだったからこれも早速作ってみた。

 

 

<材料>

*豆腐1パック(150g)

米粉 70g

*砂糖 大さじ1

*ベーキングパウダー 小さじ1(4g)

サイリウム 小さじ1/2 (なくてもOK)

サイリウムAmazonで1000円もしたので私はおからパウダーで代用した。砂糖も家でいつも使っているきび砂糖を使用した。

材料を全部こねこねして生地を4等分するとこんな感じ。

手にくっつくのでこういう見た目になった。サイリウムとかおからパウダーを入れないともっと手にくっつくらしい。

で、これを電子レンジ600wで3分加熱。

できあがりはこちら。

中華まんとかおやきとかの生地っぽいものできた。

写真だと粉っぽく見えるが、実際はそうでもない。中もしっとりふわふわ。

本当のパン好きにはダメかもしれないが、食パンの中ではヤマザキのふんわり食パン(耳まで白いやつ)が好きな私にはぴったりだった。

ただ、失敗したなと思ったのは、豆腐を使っているのにおからパウダーまで使用したこと。できたてほやほやの時はすごく豆腐臭がすごい。ただ、カルピスバターを塗ると豆腐のにおいは全然気にならなくなった。たまごサラダも作ってトッピングして食べたが、それとも相性がよかった。生地自体も噛めば噛むほど甘味が出てくるのに甘ったるくない。要するにおいしかった。

時間が経つと固くなるかどうか調べるためにひとつ残して冷蔵庫で保存してみたが、かさつきもぱさつきもなく食べることができた。できたての味には敵わないけれど合格点ではある。今度は1日保存したものをさらにオーブントースターで焼いてみようと思う。ということでこれはまた度々作ることになると思う。料理のレパートリーが増えて嬉しい。次はおいしい米粉クッキーのレシピが降ってくるといいな。

 

 

 

【オススメYouTube】パコーン未来ch

最近ドはまりしているチャンネルがある。

それがタイトルにも書いた「パコーン未来ch」。

予言や歴史の都市伝説などを扱っているチャンネルだが、リサーチ力が半端ではない。それだけに頻繁に更新されているわけでもなさそうだが、エンターテインメントとして都市伝説を扱っている一方でリサーチによる凄まじい裏付けがあるので信憑性を感じてしまう。

 

みなさんはタルタリア帝国をご存じだろうか。13世紀から19世紀初頭に書けて存在したといわれる巨大な帝国だ。その領土はユーラシア大陸の北部全土をほぼ網羅し、中央アジア、インドの一部、北アメリカ大陸の大半と南アメリカ大陸の一部まで含まれていたという。古文書にも登場し、地図も残されているというのになぜか存在したことは抹消されている謎の帝国である。

なぜ存在が消えてしまったのかについては1800年代のいつ頃かに泥の洪水「マッドフラッド」が起きて埋まってしまったからだといわれている。しかもタルタリアだけが埋まってしまったわけではなく、世界中が一度リセットされるほどの規模の泥の洪水だったというのだ。

この話を知ったときには「本当だったら面白いな、夢があるな」とワクワクする一方で「じゃあなんで歴史に残っていないんだ?学校で教えないんだ?」と疑う気持ちもあった。

しかし、パコーン未来chに出会って、このチャンネルがアップするたくさんのタルタリアについての動画を観ていくうちに「タルタリア帝国、絶対実在していただろ!」という気持ちになった。パコーン未来chのリサーチ力と豊富な資料にすっかり魅せられてしまったのだ。

 

 

タルタリア帝国のあった時代、日本も絢爛豪華だったらしい。そして日本もマッドフラッドによって一度埋まっている。その形跡が東京にも残っている。

 

 

パコーン未来chがタルタリア帝国について扱っているのは上にリンクを貼った動画だけではない。何本も出ているので(しかもまだまだ続きそう)是非全部見てもらいたいと思う。世界の歴史は全部つながっているんだなとよくわかるし、歴史の浪漫に浸れること請け合いだ。

私は元々歴史が大好きで特に縄文時代や江戸時代などが好きだったが、タルタリアについても縄文と同じくらいの情熱を持ってしまいそうだ(いや、熱量低いですけどね、普通の人よりもずっと)。

タルタリアの存在を消し去ってしまうほどのマッドフラッドを起こしたのはどうやら自然災害ではないらしい。どうしてもタルタリアを消し去ってしいたい勢力が存在し、核ミサイルを撃ち込んだとも考えられている。そして歴史からも消去してしまったと。1800年代に核なんてあるわけないと思うだろう。けれどもパコーン未来chの動画のタルタリアのシリーズを見ていくと「なるほど、そういう考え方もあるのか……」という思いになってくる。

動画も内容も素晴らしいパコーン未来chさんだが、もしも1点だけ要望できるならばコンピューターの音声じゃなくて誰かの肉声だともっと聞きやすいのだけれど。

あとは要望ではなくお願いなのだがあまりに内容が深いのでぜひとも書籍にしてほしい!

字で内容を追うことができたらもっと頭に入ってくると思う。動画もいいのだが、動画は思索しながら観るのに向かない。自分でもあーでもないこーでもないと考えながら知識を頭に入れるにはやはり活字がいいなと思う。

今後、自分でもタルタリアについていろいろ調べてみたいがざっとネットで検索をかけてみてもそれほどいい記事はないし、書籍がない。だから余計にパコーン未来chさんのリサーチに感服する。

ちなみにタルタリアは日本語でいうところの韃靼だ。この記事を書くに当たって先ほど久しぶりにボロディンの「韃靼人の踊り」を聴いた。あとは寝る前に長野県産の韃靼そば茶を飲んで寝れば今日は完璧だ(笑)。

もちろんパコーン未来chさんはタルタリアに特化したチャンネルではない。キリスト教の聖人や聖書の都市伝説、ファティマや日月神示などの予言、宇宙人についての都市伝説など興味深い題材を豊富に扱っている。またリサーチ力だけでなくなんといっても考察力が大変優れているので是非みなさんにも見てほしいと思う。

 

 

 

 

【読書】行こう!野ウサギ

 

先日、高速音読をアルト・パーシリンナ「行こう!野ウサギ」という本で始めたと書いた。

そしてそのときに読後感が非常によくて「買ってよかったと思った」とも書いた。

そう。この本を読んだときの私は世界で頑張る日本人の番組を担当していたこともあって海外にすごく興味があり、特にフィンランドにはとてもとても憧れていた。

そして何よりいまの10倍くらいは忙しくて恐ろしく疲れていた。

mori-meiro.hatenablog.com

海外のことに触れることも少なくなり、フィンランドへの憧れも昔よりも随分薄れ、仕事がなくて困っているいまこの本を読んだ感想は昔とは随分違う。

この本は「大人の童話」というよりも「男の童話」ということに気がついた。私もそれだけ大人になったのだ。

主人公の雑誌記者ヴァタネンはカメラマンと取材に行った帰りの車でとても険悪な状態にいた。イライラしながら運転していたカメラマンが誤って子どもの野ウサギをはねてしまった。ウサギを心配したヴァタネンは車を降りて野ウサギを追いかけて保護し、そのまま車へは戻らず野ウサギを連れて放浪の旅に出る。

不本意な仕事と冷め切った仲の妻と離れたヴァタネンは山火事を消火する仕事に就いたり、山小屋を修理する仕事をしながらフィンランド中を放浪する。途中で美しい娘と一夜の恋に落ちたり、最後には泥酔して記憶がない間に美しく有能な弁護士と婚約していたり……とまあ男性が読むと心躍る物語だ。途中で仕事もしているし、第一、船を売ったためにできた大金で旅の資金にも困らない。主人公に金の心配がないことも大人の童話を心から楽しむためには重要な要素だと思う。

しかし、長年社会人として働いてくる中でリビドー丸出しの多くの男性たちを生暖かい目で見守ってきた結果、この物語を手放しで「面白かった!」とは言えない自分になっていた。ほんと、国は違っても結局は美しい娘とあんなことやこんなこと……か、と。まあ、全体的には面白くはあったんだけどね。

私が特に面白いなと思ったのは「大統領のとんでもない秘密」という章だった。

ヴァタネンが途中で出会ったハンニカイネンという元警察署長の老人はフィンランドのケッコネン大統領(1956年〜1981年までフィンランド共和国の大統領を務めた実在の人物)の重大な秘密を突き止めていた。それは1968年か遅くとも1968年の前半に別人と取って代わっているというものだ。写真から頭蓋骨の形や身長を比較し、別人であるという結論に至った。作者のアルト・パーシリンナ自身も同じように考えていたのかどうかは知らないが、現代でもある国の大統領に別人説が出ていたり、ある国の最高指導者に影武者説が出ていたりする。私もそんな噂のある写真を見て「うわ〜本当だ耳の形が違う〜w」なんて楽しんだりしているのでパーシリンナやフィンランド国民も同じように楽しんでいたのかもしれない。知らんけど。

男の童話かよ、というがっかり感はあったものの、この本を読んで大人の童話というものには自分が思っているよりももっとずっと人びとを楽しませる可能性があるのだということを感じた。

 

また、この本を高速音読のテキストとして使った感想の方はといえば、難しすぎず簡単すぎず丁度よかった。3日ほどで読めたのでいいチョイスだったと思う。ただし、登場人物や地名が見慣れないカタカナだったので、目でも追いきれず舌も回らずその点は苦労した。その分ほどよく頬や首の筋肉が刺激されてたるんだ顔も若返りそう、なんて淡い期待も抱いている。

また、高速音読で読書をすると脳が疲れていると文字の上を目だけがすべっていく現象が減って本の内容が頭の中によく残るような気がする。

がっついて読むので普通に読書をするよりも早く読めるのも嬉しい。この分だと今年は読書の量が増えるかもしれない。

 

「青い光が見えたから」は超オススメ本!

吸い殻拾いいたちごっこ

3月30日のブログで高速音読を始めたと書いたがいまのところまだ続いている(まだ3日目だけど)。始めて気づいたのは朗読力の衰え!

高速音読なのにちっとも早くないし、滑舌も昔よりも格段に悪いし、読み間違いも多い。人間ってやらないことは衰えていくんだなと実感している。あとはなぜか唇や頬が痺れるくらい疲れる。これはもしかしたら口や頬周りの筋肉が鍛えられているということで小顔効果もあるかもしれない。脳と一緒に顔も若返ってくれたら嬉しいなあ。

mori-meiro.hatenablog.com

 

 

話変わって。

ブログで何度か書いたが私はごみの日に近所のごみ拾いをするのを楽しみにしている。

マンション横の小路はなぜか喫煙スペースになっているようでいつもたくさんの吸い殻が落ちていた。灰皿をひっくり返したんじゃないかと思うくらい落ちている日もあった。

それが、根気よく拾っていたせいか最近は落ちている吸い殻の数が減っていた。やっぱり綺麗にしているとポイ捨てづらくなるものなのかな、善哉善哉と思っていた。

ところが、2月のある日の朝。

私は急いで外出しようとしていた。いつもはエレベーターで1階に降りるのだが、その日は運悪くエレベーターは1階で止まっていた。1階にあるエレベーターを自分のいる階まで呼んで降りるよりも非常階段を駆け下りた方がちょっと早い。私はエレベーターを呼ばずに非常階段を駆け下りた。

2階の踊り場まで来るとあるものが目に入った。

たくさんの吸い殻だった。

「そうきたか!」

と私は思った。いつも拾っていた吸い殻と同じフィルター部分が茶色で葉っぱの詰まっている部分が白い煙草だ(私は非喫煙者なので煙草の銘柄はわからない)。2階に住む小さな子どもが2〜3人いる若いお父さんかな。私の脳裏に煙草をくわえて自転車置き場にいた若いお父さんの姿が浮かんできた。本当にポイ捨ての主がその人かはわからないが、不思議と怒りは湧いてこない。「それでも拾ってやるぜ」とは思ったけど。

だが、ちょっと怖いなと思った。

ひとつは建物火災への恐れ。もうひとつは自分の身の危険への恐れだった。その人はもしかしたら真夜中にひっそりとごみ拾いしている私の姿をどこかから見ていたのかもしれない。それで喫煙場所を非常階段に移したのだろう。「もしかして私の自己満足は恨まれているかなあ」という心配が頭をもたげた。それと、ごみ拾い姿を誰かに見られていた恥ずかしさも感じた。

しかし、私は負けなかった。やはり夜中にこっそり非常階段の吸い殻も全部拾わせてもらった。

その後も急いでいて非常階段を使うことが何度かあったが、私が吸い殻を拾って以来、吸い殻が捨てられていることはなくなった。今度捨てられていたら百均で携帯用灰皿でも買ってプレゼント用のリボンを付けて踊り場に置いておいてやろうと半ば本気で考えていたのだが。

 

 

先日、スピリチュアル系のYouTubeを見た。どうやらその動画主さんもごみ拾いをしている方らしくコメントに「私も○○さん(YouTuberさん)の話を聞いてごみ拾いを始めましたが、どうしてポイ捨てするのかと思うとごみを拾いながら怒りが止まりません」というものがあった。

私は別にポイ捨てする人に怒りは感じない。あー、そういう人、そういう育ちの人なんだなーとは思う。間違ってもお友だちにはなりたくないけどね。もちろんその人たちがポイ捨てをするのを止めてくれればこんなに嬉しいことはないけれど。あとは何となくごみ拾いをどこか自分自身の修行のように捉えている部分もあるからかもしれない。それに昨年だったかエンゼルス大谷翔平選手がごみ拾いは誰かの捨てた幸運を拾っていると言っていたのを聞いてそれからごみ拾いが一段と楽しくなってしまったせいもある。けれど、大谷選手はすっごく幸運を拾っている感が漂っているけれど、私は変わり映えしないなあ。やはり拾った幸運を活かすにはほかにもいろいろやることがあるんだなあ。

 

 

 

【読書】人生の扉を開く最強のマジック

今回の読書感想はこちら。

ジェームズ・ドゥティ著「スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック」。どうしてもスタンフォード大学の権威を借りたかったのだと思うが、タイトル長すぎだろ(笑)。

 

 

この本は著者のジェームズ・ドゥティの半生を綴った実話だというが、そのことにあまりにドラマチックすぎて気づかなかったというか、満員電車の中で漫然と読んでいたので最後の方で気づいて驚いた。

アメリカの片田舎の街の貧困家庭で育ったジム(ジェームズ・ドゥティ)は12歳のときに訪ねたマジックショップでルースという女性に出会う。彼の不幸な境遇を見抜いたのか、ルースは

「この町には6週間しかいないけれど、毎日会いにきてくれたらマジックを教えてあげる。店じゃ買えないような、何でも欲しいものを出せるマジックよ。本物のね」

と言ってジムに毎日会いに来るよう誘い、人生を変えるマジックを伝授した。手品ではなく魔法の方のマジックだ。それはいまでいうマインドフルネスで、ルースは呼吸法や集中方法などを丁寧に教え、どん底の生活から這い上がりたかったジムも真剣に学び、練習し、自分のものとした。このマインドフルネスはただ単に頭を空っぽにしたりリラックスするためのものではなく、望む現実を引き寄せるための方法でもあった。この方法をものにしたジムはドゥティ家の家庭環境では不可能だと誰もが思っていた大学進学を果たし、当時からの夢であった医師になった。どんな困難が襲ってきてもジムはルースのマジックで切り抜けた。

しかし、外科医となりお金も成功も手にしたジムは当時ルースから言われた

「わたしが教えたマジックには威力があるの。いい方に使えばいいけれど、準備のできていない人がその力を使うと誰かを傷つけたり、痛みを引き起こしたりするの」

という言葉を忘れてしまい、多くのものを無くしたくさん傷ついた。けれどもその過ちから学んだジムはスタンフォード大学に共感と利他精神研究教育センターを設立。それは「脳と心臓が強調すると、人はより健康になり、他人に対して自然に愛と親切と気配りを表現するようになる」と自分が直感的に知ったことを科学的に裏付けたいという思いからだった。まだセンターの設立準備中、ジムの考え方に共感したダライ・ラマはこのセンターに献金している。

 

私は怠け者なのでこの本で紹介されているマインドフルネスのテクニックを試したことはないが、ビジュアライゼーションやマインドフルネスが引き寄せの法則に有効なのはよくわかった。紹介されている方法でマインドフルネスを身につけるのは大変そうだけれど、自分もYouTubeの誘導瞑想などを使ってマインドフルネスを続けてみようかなと思った。

マインドフルネスがいいなと思った以上にこの本は物語も優れていて、かなり読み応えがあった。それはジムと自分の境遇に似たところがあったせいだとも思う。ジムの両親も低学歴で貧しく行動に問題を抱えていたが、うちの親もそうだった。ジムは周囲に大学進学した人がいなかったので進学に関わるいろいろなことを知らずにありとあらゆることで苦労していたが、自分もそうだった。奨学金のことなどもっと早く知っていればとか、金銭以外にも手続きや学部への認識など(例えば経済学部は文系だが数学ができないと軽く死ねるなど)大学進学経験者が身近にいないとかなり進学のハードルが高い。問題家庭の子どもが進学するなどと担任の先生も考えてもいないからどうしてもフォローも甘くなる。両親が大学を出ていなくても子どもの進路に興味があれば一緒にいろいろ調べてくれたり相談先を探してくれたりもしただろうが、子どもの進路に興味がなかったり子どもの進路のことなど自分の人生に手一杯で考えられない親の元に生まれると大学進学がかなり手探り状態になる。うちの親も私がどの大学を受験したとかどの学部を受験したとかよく知らなかったと思う。高校だけは近所に自慢できるところに行かせたかったらしく「市内四校」といわれる進学校に行かせたかがっていたが、その高校にさえ行ってくれればあとは好きにしろということらしく金も出さなかったが口も出さなかった。

また、ジムの父親がとんでもないアル中なのだが、その醜態も自分の親の姿と重なるところがあって電車の中で読んでいたのになんだか泣けた。私は子どもの頃、周りにどんなに大人がいても誰も助けてくれないと学んだものだが、ジムはルースという女性に出会えて本当によかった、本当によかったねと心から思えた。ルースも決して幸福な人ではなかったが自分もある人に救われたことからその恩返しの気持ちでジムにマジックを教えたということのようだが、自分もそういう形で誰かに貢献することはできるだろうかと少し考えた。善意を次の人に回していくペイ・フォワードだ。そういえば映画「ペイ・フォワード 可能性の王国」も善意を他人に回すという案を思いついたトレバー少年も家庭に問題があり両親がアル中だった。

 

ということでこの本はマインドフルネスをやってみたい人にも、どうしても叶えたい願いがある人にも、心温まる成功物語を読みたい方にもおすすめ。

 

 

 

 

 

高速音読を始める

2月、3月といつもと違った仕事をしていたせいか甘いものの食べすぎかはたまたカフェインの摂りすぎか、ここのところずっとブレインフォグ状態でブログを書くのもままならなかった。いまも復活したとは言いがたいがそれでもなんとか前に進まなければならない。生来の怠け者なので放っておくとずっと寝たきり状態になりそうなのでうまく文章がまとまらないかもしれないがとりあえず今日はブログを書くことにした。

 

本当にここ最近、ブレインフォグ状態のせいかそれとも単なる老化のせいか仕事でも何でもやることなすこと失敗ばかり。これはイカンこんな状態では生きているだけで恥ずかしいと思いつつ、今日、情報収集(という名のネットサーフィン)をしていたら「高速音読」というものを見つけた。これでもかっというほどの速度でしかもちゃんと発音・発生をしながら文章を読むことで頭の回転が速くなり、集中力や耐性がアップし、伝えたい言葉がすぐ出てくるようになるというのだ。これはすべていまの私が求めていることではないか!と今日から早速始めた。

高速音読の効果的なやり方は

  • 難しすぎず、簡単すぎないものを読む
  • 内容をイメージする
  • 滑舌を意識する
  • 噛まないように注意する
  • 最高速で読むことを意識する

の5つらしい。気になった方は下のリンクを読んでみてほしい。このリンク先のブログ主さんは高速音読でかなり人生が変わったという。仕事で成果が出せるようになったとかブログで成果を出し転職したとか。人生も充実しているようでうらやましいぞ。私もこの方の体験を励みにしてこれから毎日頑張ってみようと思う。元々読書も朗読も嫌いではないし。

namakemonolog.com

 

難しすぎず簡単すぎない本かあ……何かあったかな……と手持ちの本のリストを頭の中に広げると1冊とっておきのものがあった。

 

アルト・パーシリンナの「行こう!野ウサギ」

これはずっと前に近所の商店街の古本屋さんで購入した。カバーの黄色が何となく目を惹いたので著者のこともこの作品の存在も何も知らなかったけれど深く考えもせず買ったのだった。読んだのはもう何年も前なのでストーリーは忘れてしまったが、読後感が非常によく「買ってよかった」と思ったことだけは覚えている。大人の童話作品で1998年頃、フランスとイタリアで大反響のあった作品らしい。

この本の詳細はまた高速音読で読了したらブログで紹介したい。

また、高速音読で私のブレインフォグ状態がどう変わったのかも報告したい。

 

 

【読書】「脱力のすすめ」小林正観

 

今回はこのブログに度々登場している小林正観さんの本「脱力のすすめ」をご紹介。

 

人はなぜか苦しい思いをして努力しなければ幸せは手に入れられないと思いがちだ。例えばいい学校へ行けば幸せになれるからと頑張って何時間も勉強し、いいプロポーションを手に入れればモテるから幸せになれるに違いないと無理なダイエットをし、幸せになるためには何かと引き替えにしないといけないんじゃないかと「○○をしますから願いを叶えてください」と取引のような言葉で神さまに手を合わせる、とか。多くの人が幸せになるためにつらい思いをしているといえばいいだろうか。

しかし、「はじめに」に以下の通り書かれているように小林正観さんの考え方は全くの逆だ。

 

 幸せになりたいのであれば、幸せになるための努力やがんばりはいりません。幸せになるための方法論は、「いま、自分が幸せである」と認識するだけだからです。

 

「脱力のすすめ」を書いたとき正観さんは糖尿病のため目もよく見えず足腰も弱っていた。実際、この本を出版した翌年にお亡くなりになっている。しかし正観さんは自分にできること、多くの仲間に恵まれていること、本を出版し多くの人に読んでもらえることなど幸せであることをたくさん感じ、幸せであることをたくさん認識し、幸せの中に生きていた。そう、身の回りにあるもの、出来事、人々に感謝をしていくことこそが幸せになることだと正観さんは考えていたし、正観さん自身がそうであった。この本で正観さんは「幸せになりたい」という人に、感謝をすることによって感謝をされた人びとを味方に付け、いろいろなことに喜びや幸せを感じ感謝をする「脱力のすすめ」を説いている。肩肘張って幸せになるためにがむしゃらに頑張るのではなく、がんばらずに生きる=脱力して生きることで幸せになる方法を優しい言葉で教えてくれている。

ただし、正観さんの基本的な考え方は「人生はシナリオ通り」というもので、人生に起きる全てのことは生まれる前に全部決めてきたのだという。言い換えればいま一部でよく言われている「人間に自由意思はない」ということだ。正観さんの場合はそれを頭の中で考えたわけではなく、学生時代から精神世界のことを研究してきた結果得られた答えだ。私自身はそれって自分自身がアバターみたいでつまらないなあと思うが、文字通り脱力したいときには正観さんの本を読むとなんとなく落ち着くことができるし、人に対して優しい行動を取れるようになる。

ではどうしたら脱力して生きていかれるのだろうか。

 

投げかけたものが返ってくる。

笑顔や明るい言葉を投げかけた人は、笑顔や明るい言葉に囲まれる。

 宇宙法則のひとつに、「投げかけたものが返ってくる」というものがあります。

 自分が投げかけたものが返ってきます。自分が投げかけないものは返ってくることはありません。

 同じように、愛すれば愛され、愛さなければ愛されない。

 嫌えば嫌われ、嫌わなければ嫌われない。

 

 

「ええっ、アタシ彼のこと愛してるけど片思いよ!そんなの嘘よっ!」って人もいそうだけどな〜とチラッとだけ思っておく(笑)。けれど、数人がいる部屋に不機嫌な人がひとり入って来るだけでもその部屋の空気が悪くなる。何も言わなくても思いは伝染する。やはり自分が笑顔なら笑顔が返ってくる確率の方が断然高いのはわかる。自分が人に優しく笑顔で接していれば人も同じようにしてくれて幸せに過ごせるというものだ。

正観さん曰く投げかけには、「心」「言葉」「行動」の”三コ”が重要とのこと。

 

」とは、自分が「喜ばれるように生きる」という方向付けをすることです。

言葉」とは口から出る言葉を喜びや感謝の言葉にすること。

行動」とは、実践することです。トイレ掃除をすると臨時収入が入ってくるという話を聞いて、頭の中でトイレ掃除をしても、実践しなければ臨時収入が入ることはありません。

 「投げかけ」は、「心」「言葉」「実践」がともなっていることが重要です。

 

 

1年のほとんどを講演活動に費やしていた正観さんの元には大勢の人たちが悩み相談に来たそうだが、そういう悩みや苦しみはみんな自分の「思い通りにしたい」という「思い」から生じていると正観さんは考えており、確かにその通りだと思う。人間関係の悩みも家族感の悩みも大体相手が自分の思うようになってくれないから悩むんだよな、と。そこで正観さんのおすすめは「思いを持たない生き方」。家族、上司、友人に「こうなってほしい」「こうしてほしい」という「思い」を持たない生き方。これはわかる。私はどちらかというと幸福を感じている時間が長いし他人に対して怒りを持つことはほとんどないというかほとんど怒らない人間だが、人に対してそういった期待や思いを持ってないからだと思う。「思い」を持たないのはストレスを感じることもなにのでおすすめ。

 

また、正観さんといえば「愚痴、不平不満、泣き言、文句、悪口」を言わない五戒が知られているが、何かトラブルが起きたときにそれらを一切言わずにいると、後日、想像もできないような楽しい出来事が神さまから届く、というのが正観さんが五戒をすすめる理由だ。人間としてもこれらの五戒を言わない人の方が気持ちがいい。私も次に何かトラブルやアクシデントが起きたときにこの五戒を守ってみようと思う。いつも心がけてはいるのだが人に話すときについつい泣き言が混じってしまいがちになる。反省反省。

 

幸せになるためには「喜ばれる存在になること」だと正観さんはこの本でも説いているが、「喜ばれる存在」とは頼まれごとを引き受けていくこと。頼まれたことは断らずに全て引き受けていくと道が開けていくらしい。「頼まれて、こき使われて、疲れ果てて死ぬ。これが人間の生き方です。」と正観さんは書いているが、これには正直「う〜ん」となってしまう。人の役には立ちたいし、感謝されることは嬉しい。生き甲斐にもつながる。なんだけど、人生にはしなくてもいい苦労があるのは体験的に知っている。実は数ヶ月前にどうしても我が社で働いてほしいと懇願されたことがあり、自分的にもその方が生活が楽になるし正観さんのこの考え方も知っていたので悩んだが、どうしてもその会社にお世話になることが自分の幸せにつながるとは思えずに断ってしまった。ここには書けないようなよろしくない問題を多々抱えていた会社であったし、「疲れ果てて死ぬ」ということだけが目に見えていた。私はその会社のために「疲れ果てて死ぬ」ことが幸せだと思えなかった。

 

ほかにもこの本には子育てについても書かれているが、未婚子なしの自分が語るのはどうかと思うのでそれはここでは割愛。ただし、そんな自分でも「なるほど〜!」と感心することがたくさん書かれていたのでお子さんのいらっしゃる方には是非一読してもらいたいと思う。

 

この本の結論を言えばただただ感謝をしながら生きていくだけで人生はスムーズに流れるようになり、状況が一変し、幸せになるということのようだ。

 

 私たちがこの世に生命を授かった意味は、まわりの存在に光を発していくためです。人生に努力やがんばりはいりません。

 ただ笑顔で感謝をし、光を発して生きていくだけです。