活字の森 思考の迷路

読んだ本や考えたことなど徒然なるままに書いていきます

大規模噴火と水害と郷愁

朝起きたらiPhone津波警報がいくつも入っていた。

「え?津波?寝ている間に地震来た?地震に気づかないほど熟睡してた?」

と混乱しながらテレビを付けるとトンガのフンガトンガ・フンガアパイという火山島が噴火した影響だという。専門家によると海底火山の噴火としては過去最大規模かも知れないとのこと。

ウイルスに火山噴火。試されるなあ、人間。

 

噴煙は午後3時頃には直径300キロ以上にも広がっていたらしい。

ということは、これは火山灰の影響で日光がさえぎられ地球が冷え込むということかな?

世界的に農作物、漁業など第一次産業に影響が出るかも知れない。

乾物や缶詰を備えておいた方がよさそうだな。それは今回のことに限らず地震や台風などの備えでもある。備蓄は大事だ。

あの大国がいろいろ買い占めることも考えられるから(もう日頃からしているという話もあるけど)世界中が食料を手に入れることが厳しくなるのかな。こういう時代になるとやはり土地がある方が安心して生活できるだろう。家庭菜園でいろいろ作りたいが残念ながらうちはマンションだし、空気が汚すぎてベランダ菜園を作る気持ちになれない。だって、雑巾でサッシやら手すりやらを拭くと真っ黒になるんだよ。真っ黒だよ。茶色じゃなくて。田舎者なので外の汚れと言えば土の汚れ。土の汚れと言えば茶色というか土色だと思っていたが、東京の汚れは真っ黒黒。まあ、温泉も黒いから関東ローム層の色かもしれないけど(知らんけど)。けれど、さすがに黒いベランダで野菜を作る気持ちになれないなあ。下を見下ろすと車がすっごいたくさん走ってるし、いい空気なわけない。大体東京は臭いし。東京に謎の悪臭が立ちこめているのは地方から上京してきた人ならみんなわかると思う。そんなこんなでベランダ菜園について考えるといつも思う。松本に帰りたいなー、と。

ロシアでは「ダーチャ」という菜園付きのセカンドハウスを持つ国民が多く、食料の大半を自給するそうだが、日本もそうした方がいいように思う。いま住んでいる都心の街も大好きだが、早急にベランダ菜園を安心して作れるような空気の綺麗な場所に引っ越したい。自分の場合はそれが故郷の松本だったりする。

 

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津波のニュースを見ながらまだぼんやりとした頭で考えた。今年は壬寅年で、壬は水の災害が起こりやすいから注意だといろいろな占い師が言っていたが、1月早々から津波なんて当たるの早いな〜、と。ただし、水の災害は洪水や津波など水がたくさん押し寄せることだけでなく、逆に干ばつも考えられるのだそうだ。こちらも水の蓄えが必用。水も占いや予言がどうとかは関係なく、いつでも備えておいた方がいい。

 

それにしても、ほんの数年前まではこんな世界になるとは思っていなかった。ウイルスのせいで家族や友だちに会えなくなるとか、震度5強地震がめずらしいものでなくなるとか。

家族や友だちと会えないが、一方でネットなどが発達した恩恵で離れた人と顔を見ながら通話することもできるし、メッセージアプリで気軽に言葉を交わすこともできる。これがまだ家電しかない時代だったら家族が離ればなれに住んでいる人たちはいまよりももっとずっと悲惨だっただろう。なんだかスペイン風邪産業革命がいっぺんに押し寄せてきたような時代だ。