活字の森 思考の迷路

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バイオリズムから輪廻転生について考える

私は体力がない。

病弱ではないが持久力と体力が致命的にない。

これでも自分以外病弱家族の中では持久力も体力もある方だが他人様と比べると圧倒的に低い。学生時代は体育なんてもってのほかだった。他人様がよくやっている仕事のあとにジムに行ってそのあと食事に行って別の店に飲みに行くみたいな1日に複数のことをこなすことは体力的にも精神的にもできないし、肉体労働なんてとても無理だし。

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それの持久力と体力がいつも以上にガクッと下がる季節がある。

それが夏だ。

夏が好きだという人は多いが私は苦手だ。いや、もはや天敵といってもよい。

日に当たっただけでもみるみる体力が落ちていくのがわかるし、湿度が高いと思考力も落ちて何をしでかすか自分でも心配になる。要するに高温多湿に弱いのだ。南国の島なんて憧れないし、ハワイよりも北欧に行きたい。南の海で熱帯魚と戯れるよりも神秘的なオーロラを見たい。これは心ではなく熱と湿気に弱い肉体がそう欲するのだ。そんなだから6月〜9月一杯くらいまで体力と思考力がどん底の日々を過ごすことになる。東京の夏は過酷すぎるし長すぎる。

毎年ダメだということがわかっているので特に7月8月は充電期間と決めて頭を使うことは絶対やらない。この時期に重大な決断をするようなことは絶対にしないし、できない。何ヶ月も人としてダメな期間があるとしてもこうしてバイオリズムを掴んでいると無理な年間計画を立てなくて済む。

 

最近は高温多湿も落ち着いてきたのでやっと個人ブログも立ち上げることができた。本当はもっと何ヶ月も前から個人ブログもやらないとな〜なんて考えていたのだが、気力も頭も追いついていなかった。

他の人たちはどうなんだろう?

やはりどん底で何もできない期間が1年のうちの何ヶ月もあるものだろうか?

自分の家族はみんな吸血鬼の一族みたいに日中も元気なく病気がちだったので置いとくとして、普通の人たちにも何ヶ月も何もできないことがあるのだろうか?

 

ここで唐突だが、みなさんは輪廻転生を信じるだろうか?

私は信じている。

もしも自分が生まれ変わったときにいまの記憶を保持したままだったらどんなにいいか、とずっと思っていた。しかし、数日前にシャワーを浴びている最中、それは無理なのではないかということに突然思い至った。

もしも、もしも生まれ変わった肉体が強固で頑丈で無限体力で夏も大好きでマリンスポーツ万歳だったらそもそもいまの自分のような性格にはならない。いまの自分の性格は超絶内向的で自分に自信がなく、人から言われたことはなんでも信じちゃうくらい素直で、だけど腕白なところもある。好奇心は強いけれどこらえ性がないのですぐに飽きてしまい長続きするような趣味もない。これはひ弱で体力がなくて夏の期間は行動も思考もできないせいで出来上がった性格だと思う。丈夫で運動神経もよくて頭も切れて夏が大好きで見目麗しかったらぜ〜んぜん別の人格になっていた。だから多分、魂は乗る乗り物(肉体)によって性格も考え方もガラッと変わってしまうのだ。愛とか心の美しさなどの本質的なものは変わらなくてもその表出の仕方は全然違ったものになるだろう。前世は貴族だったからいまも贅沢好きで働くことが嫌いという人がいたが、それは体力に左右されない性質だという気がする。

 

では現世ではこんな状態の自分の前世は何だったのだろう。実は15年ほど前にヒプノセラピーを受けて前世を思い出したり、霊能力者に前世を見てもらったことがある。まどろんでいるときに夢のように見たこともあった。

 

ヒプノセラピーの体験は本当に面白かった。

まず、巨大な光に出会った。

これは死んだ人が出会うという光かも知れないと思った。すっごくまぶしくて暖かくて慈悲の心を感じるような光だった。いつまでも見ていたいし、この光の中へ入っていきたいと思ったが、すぐにセラピストさんに連れ帰られてしまった。

次に月のように水や草木のない小さな小さな惑星か何かの周りを一人きりでぐるぐる回っている自分になった。それが楽しくて楽しくてずっとそうしていたいくらいの多幸感を味わった。それなのにここからもセラピストさんによりすぐに連れ戻された。

そして次には地球ではない惑星で生きている前世を見た。SFの未来都市のような場所だった。そこもすぐに連れ戻された。セラピーに時間制限がなかったらなあと強く感じた。

これらのビジョンがいままで見てきたものの現れなのか本当の前世なのかはわからない。けれどここからはいまの自分の性格につながるようなことは発見できなかった……いや、いまの人生でどこにいても誰といても自分は浮いていると感じるから前世は地球人じゃなかったのかもしれない。まだ地球になじめていないのだ。

 

霊能力者に見てもらった前世にも様々あった。

まず霊能力者Aさん。何世紀も前の中国の前世と100年はいかないくらいごく最近のアメリカ人の前世もあった、ドイツ人だったときもあったと言われた。「アメリカ人の時には男の子で絵を描くことが好きだった。いまのあなたの守護霊はドイツ人だったときのお母さん」だと言われた。マジですか。

霊能力者Bさんからはまた違う前世を言われた。江戸時代の瓦版を書く人だった、と。瓦版売りが自分が書いた瓦版を売りさばいているところを見て誇らしそうにしていたと。

そして守護霊は小さくて小汚い格好をして険しい山の中で修行をしているお坊さんだと。所謂修験道の行者さんだろうか?お寺などで神仏に祈る人ではなくて、険しい山や洞窟か何かでひとりで厳しい修行をしている人だそうだ。だから自分は人付き合いも苦手で1人でいることを好むのだろうか。

もっと前に見てくれた霊能者には江戸時代の山間部の村民があまりいない小さな村に住む男の子と言われたこともあったな。

 

そして自分がまどろんでいるときに幻のように見えた前世はまた違ったものだった。

ある日、昼寝をしていたらなんとなく目が覚めてきて、夢と現の間にいた。それでもうっすら目を開けると、見えてきたのは部屋の風景ではなくてどこか西洋の教会の中庭の回廊のような場所だっただった。おそらく中世よりも前だと思う。

回廊の突き当たりにドアの開いた暗い部屋があってそこが自分の部屋だった。それを見て自分は思った。「あっ、僕、幽閉されているんだった!」。部屋の中にはランプがなく小さな窓から入ってくる光だけが頼りだった。小さなベッドと机はあった。中庭の真ん中に四角く背の低い木が植えられていたが、砂埃も立っていてあまり水のない場所のように感じた。自分は部屋の中とその回廊の中だけは自由に動けることが瞬時にわかったが、あっという間に目の前からその中庭は消え失せて自分の部屋に戻ってしまった。その後、その幻を見たことはない。

 

さて、どれが本物の前世だろうか。それとも全部が本物の前世なのだろうか。あるいは全部が嘘や想像の産物なのか。それでもAさん以外の霊能者や自分が見た幻、ヒプノセラピーで見た前世には「ひとり」ということが共通しているように思う。いまもひとり暮らし歴が長いしこれは自分の魂に押された刻印のようなものなのかもしれない。

たくさんの前世があるようだけれど、自分の体感としてはまだそんなに転生をくり返していない魂な気がする。まだ2回目とか3回目とか。だって未熟だもん。ベテランの魂ならもっともっと人間ができている気がする。

 

そういえばいつも聴いているYouTubeチャンネルで宇宙人に前世を知る方法を教わったという2ちゃんねるだか5ちゃんねるのスレを朗読したものがあった。どのような方法だったかというと極めて簡単で、自分が好きで好きで堪らない国はどこなのか、次にその国のどの時代が好きなのかを考えるとそれが自分の前世が生きた国だということらしい。私は日本の縄文時代が好きだ。日本史が好きなので日本のどの時代も大好きだけどな!