活字の森 思考の迷路

読んだ本や考えたことなど徒然なるままに書いていきます

どうしても読み進められない

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面白い本、興味のある本はサクサク読めるのは普通だが、多少つまらない、読みづらいと思った本でも買ってしまったからには最後まで読もうと思う。

けれどもどうしても手こずってしまう本がたまにある。

私にとってはタデウス・ゴラスの「なまけ者のさとり方」がそのひとつだ。いや、もっとも手こずっている本と言ってもいい。

 

 

この本は数年前に一度読んだが、そのときも読むのに大変苦労した。一応読了したが目が滑っただけで頭には入らなかった。そして当然頭にも入っていない。

あのときはたまたま体調がそうだっただけでいまなら読めるかもしれないと思って本棚から引っ張り出して読み始めたが、状況は数年前と変わらない。何故だ。

 

なまけ者が悟るには難行苦行をするのではなく、自分自身にもっと優しくなり、いつも心に愛を持っていると悟りを実現できる……というのだが、いつも心をオープンにしておくとか、あらゆるものを受け入れ自分の中に取り入れるとか、何にもとらわれず愛に基づいて行動し、自分が気持ちよく幸せを感じることをする、とか、ゴラスさんはそもそもなまけ者でもなければ悟りから遠い場所にいる人でもない。どちらかというと体中の穴という穴から愛がダダ洩れている敬虔なクリスチャンといった感じだ。

そういう本がなぜ頭に入ってこないのかとても不思議に思う。普段、これよりも小難しい本も読んだりするんだけどなあ……。文章が自分に合っていないのかと思ったが、山川紘矢・亜希子夫妻の訳本はいままで何冊も読んでいるしなあ。

学生時代、文学の課題で読まされた五味川純平の「人間の条件」はすっごく自分に合わなかったけれど読了できたのになあ……。「なまけ者のさとり方」はそれほど長くないのに全く歯が立たない。読後の感想を書くつもりが、まさか読み進められないことを告白するはめになるとは。

他の人にもこういう「絶対に読み進められない、読んでも頭に入らない本」ってあるのかな。そういう現象を体験することあるのかな。私の脳が人並み外れて性能が悪いだけなのかな。

さとる前にいろいろと悩んでしまう。

 

 

 

 

大規模噴火と水害と郷愁

朝起きたらiPhone津波警報がいくつも入っていた。

「え?津波?寝ている間に地震来た?地震に気づかないほど熟睡してた?」

と混乱しながらテレビを付けるとトンガのフンガトンガ・フンガアパイという火山島が噴火した影響だという。専門家によると海底火山の噴火としては過去最大規模かも知れないとのこと。

ウイルスに火山噴火。試されるなあ、人間。

 

噴煙は午後3時頃には直径300キロ以上にも広がっていたらしい。

ということは、これは火山灰の影響で日光がさえぎられ地球が冷え込むということかな?

世界的に農作物、漁業など第一次産業に影響が出るかも知れない。

乾物や缶詰を備えておいた方がよさそうだな。それは今回のことに限らず地震や台風などの備えでもある。備蓄は大事だ。

あの大国がいろいろ買い占めることも考えられるから(もう日頃からしているという話もあるけど)世界中が食料を手に入れることが厳しくなるのかな。こういう時代になるとやはり土地がある方が安心して生活できるだろう。家庭菜園でいろいろ作りたいが残念ながらうちはマンションだし、空気が汚すぎてベランダ菜園を作る気持ちになれない。だって、雑巾でサッシやら手すりやらを拭くと真っ黒になるんだよ。真っ黒だよ。茶色じゃなくて。田舎者なので外の汚れと言えば土の汚れ。土の汚れと言えば茶色というか土色だと思っていたが、東京の汚れは真っ黒黒。まあ、温泉も黒いから関東ローム層の色かもしれないけど(知らんけど)。けれど、さすがに黒いベランダで野菜を作る気持ちになれないなあ。下を見下ろすと車がすっごいたくさん走ってるし、いい空気なわけない。大体東京は臭いし。東京に謎の悪臭が立ちこめているのは地方から上京してきた人ならみんなわかると思う。そんなこんなでベランダ菜園について考えるといつも思う。松本に帰りたいなー、と。

ロシアでは「ダーチャ」という菜園付きのセカンドハウスを持つ国民が多く、食料の大半を自給するそうだが、日本もそうした方がいいように思う。いま住んでいる都心の街も大好きだが、早急にベランダ菜園を安心して作れるような空気の綺麗な場所に引っ越したい。自分の場合はそれが故郷の松本だったりする。

 

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津波のニュースを見ながらまだぼんやりとした頭で考えた。今年は壬寅年で、壬は水の災害が起こりやすいから注意だといろいろな占い師が言っていたが、1月早々から津波なんて当たるの早いな〜、と。ただし、水の災害は洪水や津波など水がたくさん押し寄せることだけでなく、逆に干ばつも考えられるのだそうだ。こちらも水の蓄えが必用。水も占いや予言がどうとかは関係なく、いつでも備えておいた方がいい。

 

それにしても、ほんの数年前まではこんな世界になるとは思っていなかった。ウイルスのせいで家族や友だちに会えなくなるとか、震度5強地震がめずらしいものでなくなるとか。

家族や友だちと会えないが、一方でネットなどが発達した恩恵で離れた人と顔を見ながら通話することもできるし、メッセージアプリで気軽に言葉を交わすこともできる。これがまだ家電しかない時代だったら家族が離ればなれに住んでいる人たちはいまよりももっとずっと悲惨だっただろう。なんだかスペイン風邪産業革命がいっぺんに押し寄せてきたような時代だ。

 

 

 

「いいね」もらったからといって読まれるとは限らない

ブログを書いたあとTwitterでもお知らせしているが、信州松本ぺんぎん堂ブログと違ってこちらのブログを覗いてくれる人は少ない。

けれど、先日お気に入りのYouTubeチャンネルを紹介したブログをTwitterでお知らせしたときにはいくつか「いいね」をいただいた。やっぱりいいユーチューバーさんは人気だなあとファンのひとりとして嬉しくなった。

だがしかし、TwitterにいいねをくれてもTwitterから実際にブログを訪れてくださった方はいなかった。う〜ん、世の中実にシビアだ(笑)。

その一方で、Twitterで見かけたブログに自分の好きな人がどう書かれているのかはそれほど気にならないんだなとも不思議に思った。そりゃ、有名人の書く批評なら気になるけれど、無名の人間にどう書かれても……ということなのだろう。そりゃそうだ。自分でもそうだもんな。

などと書くと読者を増やすためにYouTubeを紹介しようと思ったのかと言われそうだが、なにも読者数を増やそうと思ってオススメのYouTubeチャンネル紹介を始めたわけではない。本当は毎日ブログを書きたいけれど、時間がないときに速攻で書けるネタとして自分が好きなもののことなら勝手に指が進む(昔なら筆が進むだけど)だろうと考えてYouTubeのことを書き始めたのだ。推しのことならスイスイ書ける、と。あとは、「こんなに素晴らしい動画を作っているのに再生回数が少なすぎてもったいない!!」とみんなに知ってほしいと思っているチャンネルも是非紹介したいと考えている。

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だがブログを書いていて一番気になるのは毎日きちんとブログを更新している人の素晴らしさよ。本当に脱帽する。私もこのブログがどこかに埋もれてしまわないように日々ネタ探しにも精進しなければ。最近ご無沙汰してしまったけれどまた今日から毎日更新できるように頑張ろう。

 

 

 

【オススメYouTube】ほがらか朗読堂

私はおそらく「ほがらか朗読堂」さんの再生回数にかなり貢献している。

というのも寝る前に3時間のタイマーをかけてほぼ毎日ほがらか朗読堂を再生しているからだ。途中で目が覚めてしまったらまた3時間のタイマーをかけ直して延々と「ほがらか朗読堂」を再生し続けている。もうこのチャンネルなしでは眠れないと言っても過言ではない。

 

「ほがらか朗読堂」はその名の通り怖い話やら2chや5chのスレ、Wikipedia青空文庫などをひたすら朗読してくれているチャンネル。BGMも控えめだし、大きな音をだして驚かさないし、個人的には入眠に最適だと思っている。12.2万人の登録者数を誇るが、そのうちの何割かは私のように入眠時に聴いているだろう。

 

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かなり初期から聞いてきたのでどんどんどんどん上達されていく過程も感じてきた。

声もキンキンしていないので聴き心地がよいし、2chや5chのスレを読むのが絶妙にうまいと私は勝手に思っている。そのカテゴリーで気に入っているのが「クワガタがいっぱいいるって有名な森で」。

 

 

これなんか聴きすぎてもう何回聴いているかわからないのに、流れてくるとニヤニヤしながら聴いてしまう。そのくらい読み分けが上手いし、感情の出し方が秀逸。

 

ほかの朗読チャンネルの怖い話を聴きながら寝ても怖い夢を見ることはそれほどないのだが、ほがらか朗読堂の怖い話を聴きながら寝ると怖い夢を見るので、自分独自の再生リストを作って怖い話以外の気に入った話ばかり集めて聴いている。なんて書いておきながら、実はほがらかさんを聴き始めたのは怖い話を聴き始めたのがきっかけなので、本当は怖い話の朗読も好きなのだが。

 

個人的には「怖くない不思議な話」「宇宙・UFO」「中国怪奇小説集」「宮大工シリーズ」などのカテゴリーが好き。物語の朗読は先が気になって眠れなくなってしまうので自分の再生リストからは外している。また延々とWikipediaを読んでいくカテゴリーも、wikiなんて読んでどうすると侮るなかれ。大変興味深くて以外といい。

 

小説の朗読ではたまに漢字の読み間違いなどがあって気になるが、ご愛敬ということで目を瞑って聴いている。それに最近は間違い減ってきたので、朗読がどんどん上達したのと同様にほがらかさんがすごく努力しているんだなと思う。

上達しただの何だのと偉そうなことを書いてしまったが、実際は毎日「今日は更新されているかな〜、どんなお話かな〜」とワクワクしながら更新を待っているただのファンである。

 

 

 

Kindle本を出してみた

今日、1月11日、Kindleで書籍を出版した。

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これは2018年に1度「私的オカルト実話①魂は初七日まではそばにいる」を改訂した本だ。

最初の出版は手探り状態で未熟なところもたくさんあったが、今回の改訂でかなり読みやすくなったと思うし、大幅に加筆した。

名前は読みづらいと思うが久遠悠嘉(くどおゆうか)と読む。めでたいこと、素晴らしいことがどこまでも永遠に続いていくというおめでたい名前だ。ブログで名乗っているぺんぎん茶々丸でいこうかなとも考えたがちょっとバカっぽいのでやめておいた。

 

この本は私の家族や親しい友人が亡くなったときに、初七日までの間に現れて様々な現象を起こしたり、夜道で転んだ男の子を助け起こそうとしたら消えてしまったことなど、どれも私が体験した実話を収録している。今回改訂するに当たってはアメリカの医師で臨死体験の礎を築いたレイモンド・ムーディー博士が開発した亡くなった方を呼び出す方法も紹介している。

 

私には霊能力という大袈裟なものはないが、見えてはいけないものを見てしまったりわかってはいけないことがわかってしまうなど、時折超常現象に見舞われる。

一般的に霊が見えるとかUFOを見たなどと言うと頭がおかしい人に思われるか見間違いや勘違いを指摘されるが、実際に体験してみるとそうは言いきれないことがわかる。けれどもやはり周囲の人たちにガンガンに語ることは避けてきたが、どこかにそれらの体験を残しておきたいという思いもあったので実際に形にした。

このシリーズではほかにあと2冊出版しようと目論んでいるくらい幽霊やらUFOやらの不可思議な体験をしている。そんな目にばかり遭って怖くないのかというと、私も子どもの頃は幽霊がとても怖かったが、自分は後ろの人たち(守護霊)にかなり強く護られていると実感しているし、祖父母が教えてくれた「南無妙法蓮華経」がすごい威力を発揮することを知っているので大人になったいまは子どもの頃ほど恐れてはいない。本の中でも書いているが「南無妙法蓮華経」は母の生き霊と戦ったときに絶大な威力を発揮した。

 

他人様から見れば「実話怪談」という分類が一番しっくりくるかも知れないが、しかしこの本はオカルトとか怪談に分類するのはあまり気が進まない。なぜなら大事な人が亡くなるときに幽霊が怖いとかオカルトだとかそういう気持ちにはあまりならないからだ。まだ子どもの頃に体験したときは本当に恐ろしかったが、肉親や友人を多く亡くしてくると、段々そういう恐れという気持ちからは遠くなっていく。それは哲学者の三木清が「人生論ノート」で「愛する者、親しい者の死ぬることが多くなるに従って、死の恐怖は反対に薄らいでいくように思われる。生まれてくる者よりも死んでいった者に一層近く自分を感じるということは、年齢の影響に依るであろう。」という感覚にも近い。

 

そんな人間が書いた本ですがお読みいただけると幸いです。

【オススメYouTube】中武優の不思議な館

テレビをほとんど観ずにYouTubeを主に視聴するようになって久しい。

そんなに観ているんだから好きなチャンネルでも紹介していこうかなと思い立った。いいものはみんなでシェアしていきたい派です。

 

今回紹介するのは中武優の不思議な館

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この絵柄はYouTubeアニメではよく目にするのだが、中武さんのチャンネルは別格。

どうやらこの黒い眼帯の人が中武さんらしいがご本人もこんなお顔なのだろうか?

 

このチャンネルでは「不思議な話」「怖い話」「都市伝説」などをアニメで見せている。

声の出演はほぼ中武さんおひとりで何役もやっておられるようだがそこがまた味があっていい。「うわあああ」という叫び声のファンも多いようだ。

私は機会の音声は好きではないので生の声が嬉しい。

 

また中武さんのチャンネルのどこが秀逸かというと、台本がきちんとしていて面白いところと日本語が正確なところだ。以前もブログに書いたが、私はユーチューバーさんたちの日本語の間違いがすご〜〜〜〜く気になってしまい、寝ていても間違った日本語が流れると起きてしまうタイプなので、中武さんの日本語は本当に安心できる。これまで視聴してきた中では読み間違いも間違った使い方もない。以前も書いた通りこれまでは「妙佛DEEP MAX」の妙佛さんしか安心して聞くことのできる日本語がなかったので、正しい日本語使いさんチームに中武さんも入って嬉しい。もうひとり正しい日本語使いさんチームに入れたいのは「真実を語る黒子」の黒子さんだ。この調子でいい日本語の方が増えていってほしい。

 

そうそう、日本語ばかりでなく「中武優の不思議な館」には中毒性があるようで見始めるとこれまで見ていなかったものを一気見してしまうくらい面白い。

 

今日UPされていた「骨董屋の喜一じいちゃんシリーズ」はネットで有名な話だが、きちんと独自のシナリオにしていて楽をしていないというか、手をかけて作っているなーと感心する。私はがさつな性格なのでここまでできるかなと考えてしまう。もっとも中武さんがおひとりですべてこなしておられるのかどうかはわからないが。

どの動画も面白いがほかに好きなシリーズは「私は見た死後の世界」「芸能人の怖い話」「怖面白い話」「戦時中に起きた不思議な話」だ(あれ?ほとんど?)。

 

昔は好きなアニメは1週間待って録画して見直したりしていたものだが、近年はYouTubeやAmazonprimeができて本当に快適になった。好きな動画を好きなときに観られるし、くり返し見られるし。私はYouTubeもprime会員になっているのでCMも入らないし、快適快適。

しかし、120以上のチャンネルを登録しているのでブログで1チャンネルずつ紹介していくと120記事以上書けてしまう計算になるな。とはいえ、登録はしたもののほとんど見ていないチャンネルが大半なのでそうはならないのだが。

 

雪が好き

今日は東京23区内でも9センチの積雪。

私は子どものまま大人になってしまったので雪が降ると嬉しくて嬉しくてワクワクする。景色が一変するせいなのか何なのか自分でもよくわからないけれど本当にウキウキしてしまう。子どもの頃からそうだった。雪が降ると外に出て空を見上げてまるで自分が上空に吸い上げられているような錯覚を感じて楽しんだり、虫メガネで雪の結晶を観察したり、雪が積もれば雪だるまやかまくらを作ったり。もっとも松本市あたりではかまくらが作れるほど降ることは少なかったのだが。そうそう、雪のちょっと綿に似た匂いも好きだった。

 

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東京は雪になれていないからと、ちょっと雪が降ると毎回事故が起きたり転倒者が相次いだりする。

私が思うにこれは雪に慣れていないのではなくて、雪を舐めているからだと思う。

ノーマルタイヤで車を走らせたり、歩行者は靴底がツルツルの靴を履いていたり、革靴だったりハイヒールだったりパンプスだったり。そんなに雪に慣れていないとか雪が苦手だというなら「スノトレを履け!」と私は言いたい!

雪とは無縁の地域の出身の方はご存じないと思うが、「スノトレ」とは雪が降る地域で愛用されるシューズで、外見はちょっとごつくて重いけれど雪道や凍った路面でも滑りにくい。しかも防完成にも優れている。私の出身地の松本は豪雪地帯ではなく、そのせいかスノトレは主に子どもたちが履いているイメージだが、雪の上を歩き慣れないならスノトレ履けばいいのにと思ってしまう。

ちなみにスノトレ自体はアシックスの登録商標で「スノートレーニング」または「スノートレッキング」を元にして作られた言葉のようだ。

まあ、今の時代性能もいいブーツもあるんだからそれで充分なのだが、どうしてそれも履かないんだろう。私自身ももうスノトレは何十年も履いていなくてブーツを愛用している。

 

しかし、東京はいろいろな他道府県から人が集まっている場所なのに雪対策をしていない人が多いとか、暴風雨の日に傘をさそうとしてすぐに傘の骨を折る人がそこら中にいたりとか、なんだかちょっと面白い。豪雪地帯出身の人も多いだろうし、台風に毎年悩まされる地方出身の人も多いだろうになぜかそういう人たちから学んでいない。だが、誰かから学ばなくて少し考えれば暴風が吹き荒れていたら傘は壊れるとか、ツルツルの靴だと雪道を歩けないとかわかりそうなものではある。まだ人生経験の少ない若者だけがそうなのかと思えばそうでもない。これは一体どういう現象なのだろうか。東京は不思議なところだ。

 

みなさま、明日の朝は足もとお気を付けてお出かけください。